プログラム

公募 AC

~新たな感覚に訴えるゲームのためのシステム~
実用的なVR訓練システムの構築と評価方法の確立に関する研究

日時 
8月21日(火) 15:20~15:50
形式 
ショートセッション
受講スキル

ゲームなどコンテンツ実行時の脳活動あるいはゲーム実装機能の評価に関心のある方

受講者が得られる
であろう知見

①ユーザーに飽きさせないコンテンツシナリオの提示方法と開発事例
②コンテンツ実行時の脳機能計測による訓練効果の評価手法と評価事例

本セッションでは、VR訓練システム実行時における被験者の脳神経活動について紹介する。
これまで、TVゲームや鉄道運転シミュレータなどを用いて、被験者の脳神経活動を計測した事例は報告されているが、現場のニーズを取り込んだ実用的な訓練システムを対象に計測・評価した事例は極めて少ない。
当所が開発した訓練システムを用いて、計測作業を多数回繰り返して習熟した時、意図した操作ができなくて混乱した時、VR空間内で事故体験した時などで、前頭前野の脳神経活動はどう変化するか、代表的な計測結果と評価手法の紹介を行う。

  • 渡部 直人

    渡部 直人

    一般財団法人電力中央研究所

    地球工学研究所構造工学領域

    上席研究員

    1980年3月東北大学大学院土木工学専攻前期課程修了。1980年4月 (財)電力中央研究所に入所し、放射性物質貯蔵施設用鉄筋コンクリートの耐久性評価研究、放射性物質輸送の安全性評価研究に従事した。2000年頃より現在に至るまで、電気事業向けVR訓練システムの設計・開発研究に携わり、数多くの安全教育向けならびに技術継承向けVR訓練システムを開発・提案している。2005年頃より、それらの導入効果を示すためのアプローチとして、VR訓練時の被験者の脳神経活動に着目し、当時医学・心理学分野で適用が進みつつあった光トポグラフィィ装置(NIRS)を活用した評価研究を開始した。博士(工学)

    《講師からのメッセージ》

    NIRS装置を用いた脳機能計測と評価のアプローチは、研究分野だけでなく、ゲームなどのコンテンツ開発や、産業界の製造・管理現場でのモニタリング、日常生活での快適性評価をはじめ、介護などの福祉分野でも有効ではないかと考えます。NIRS装置の更なる進化とともに、様々な分野での取組みと成果の公表を期待します。

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