プログラム

公募 BM    PD

ゲームの力で社会を変える! ~ ゲーム二クス × ゲームメソッドコンサルティング

日時 
8月22日(水) 16:30~17:30
形式 
セッション
受講スキル

異業種にソリューションを提供する予定のあるプロデューサー・クリエイター、ゲームのノウハウを活用したい異業種からの参加者、ゲーミフィケーション研究者、シリアスゲーム研究者・制作者

受講者が得られる
であろう知見

ゲームに関するノウハウを他分野に活用する場合の実際の方法論、応用例、今後の展望。「ゲーム二クス」「ゲームメソッドコンサルティング」と「ゲーミフィケーション」との違い等。

「ゲーム二クス」理論の提唱者である立命館大学のサイトウ・アキヒロ教授と、学校向け教科書へのゲームの応用や高齢者向けリハビリテーション機器開発の経験を持つバンダイナムコゲームス(新規事業部 一木裕佳・遠山茂樹)が、「ゲーム二クス」「ゲームメソッドコンサルティング」の応用事例について、「ゲーミフィケーション」との共通点・相違点も含めて紹介する。

  • 一木 裕佳

    一木 裕佳

    株式会社バンダイナムコゲームス

    新規事業部

    ゼネラルマネージャー

    株式会社バンダイナムコゲームス 新規事業部ゼネラルマネージャー。ゲームメソッドコンサルティング「スペシャルフラッグ」代表。
    “授業時間外でも開きたくなるような教科書を作りたい”という思いからゲームクリエイターのノウハウとビジュアルデザイナーの力を活用した小学校向け教科書(国語・算数・理科 計28冊)を学校図書株式会社と共同で開発。平成23年度より全国の小学校で利用されているほか、総務省が実施した『「ユビキタスタウン構想推進事業」に係る提案公募』としてICTを利用した小学生向けユビキタス学習コンテンツ「タマキュウ!」を企画・制作。モデル自治体内の小学校や公共施設などに導入するなど、教育分野でのゲームメソッド活用方法を開拓する。コンシューマーでは、裁判員制度をモチーフとした新たな試みとして任天堂DS用ソフト「有罪×無罪」の企画を担当した。2011年秋に、ゲームクリエイターの持つ知見を他分野に活用する専任チーム「スペシャルフラッグ」を立ち上げる。

    《講師からのメッセージ》

    世界中を虜にする、日本発のゲームには、クリエイターたちの発想や知見が息づいています。
    私たちバンダイナムコゲームスは、このゲームづくりのメソッドがゲーム以外の分野にも応用できると考え、30年近く前から、取り組んできました。ユーザビリティを極限まで高めた障がい者向けの会話補助具や、小学生が授業時間外でも開きたくなるような教科書の開発、さらには、大学などの研究機関と「ゲームや遊びの効果」を科学的に裏付ける研究も行っています。ゲーム大国と呼ばれるこの国には、ゲーム開発のノウハウが世界で一番溢れています。この資源を使って、世界を驚かせ日本を救うような、イノベーションを一緒に起こしませんか。

    ●ゲームメソッドコンサルティング「スペシャルフラッグ」ホームページ
    http://specialflag.net

    サイトウ・アキヒロ

    サイトウ・アキヒロ

    立命館大学

    映像学部

    教授

    立命館大学 映像学部 教授。多摩美術大学在学中よりCMディレクターやアニメ・プロデューサーとして活動しながら、ファミコンの初期から任天堂を中心にゲーム・クリエーターとしても活動を開始。以後、最近まで多数のゲーム制作を指揮する。現在は、ゲームにおける「人を夢中にさせるノウハウ」の他分野での活用を提唱し、これを「ゲームニクス」と命名して、家電や教育などの分野で実践している。著書に「ゲームニクスとは何か─日本発、世界基準のものづくり法則」(幻冬舎)などがある。

    遠山 茂樹

    遠山 茂樹

    株式会社バンダイナムコゲームス

    研究開発センター兼新規事業部

    1981年(昭和56年)多摩芸術学園インテリアデザイン学科卒業、同年(株)ナムコに入社。業務用機「ゼビウス」をはじめ「スティールガンナー」「ガンバレット」など20種以上のゲーム開発に企画やデザイナーとして参加。1996年「プロップサイクル」でマルチメディアグランプリでエンタテイメント賞やヨーロッパでNOVASTAR1996 BEST INNOVATION賞を受賞。2002年遠山式立体表示法を発明、ナムコ社長賞、最優秀発明賞を受賞。ソニーのAIBOプロジェクトに参加するなど幅広い分野で活動している。

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