アカデミック・基盤技術

アカデミック・基盤技術

公募 INTAC    GD  BP

視野の左半分が認識できない人に左を意識させるには?!−半側空間無視リハビリ支援ゲームの開発−

形式 
インタラクティブセッション
プラットフォーム 
PC
モバイル
受講スキル

シリアスゲーム制作、開発、研究を行っている人、あるいは今後行う予定がある人。
ゲーム業界以外の分野、特に医療介護ヘルスケア分野とのコラボを模索している人。
大学等においてゲーム制作関連の研究、教育を行っている人。

受講者が得られるであろう知見

ゲーム業界以外の組織(病院、介護施設等)とのコラボレーション法
高齢者向けリハビリゲーム制作の実践例
介護施設等におけるゲーム活用事例

セッションの内容

半側空間無視リハビリ支援ゲームのプレイアブル展示を行います。半側空間無視とは、脳卒中の後遺症の一つで、片側の空間認識が困難になる症状です。主に右大脳半球障害による左半側空間無視が一般的です。利用者は認知度が低い場合も多く、そこでは症状や病態を踏まえた健常者用とは異なるゲームデザインが求められます。訓練したいことの軸はぶらさず、利用者が思わず熱中して楽しんだ結果がリハビリにつながることを目標に、現場のセラピストの皆さんと議論を重ねながら制作、検証を行っています。医療の現場で発揮できるゲームの力や可能性について発表します。
ぜひブースにお立ち寄り頂き、実際にプレイ下さい!

講師プロフィール

  • 松隈浩之

    松隈浩之

    九州大学

    大学院芸術工学研究院

    准教授

    1970年佐賀生まれ。九州芸術工科大学卒。
    1997年から6年間凸版印刷株式会社でCGデザイナーとして従事後、2003年より現職。
    アニメーションやゲーム等のコンテンツデザインを中心に研究開発を行う。
    2009年から2014年の6年間、産学官連携での福岡市委託事業「シリアスゲームプロジェクト」代表を務め、シリアスゲームの制作・普及啓発活動を行いながら若手クリエイターの育成及び、ゲームをはじめとするデジタルコンテンツの新たな分野での発展に力を注いでいる。現在も継続して病院や福祉施設と連携しながら、主に高齢者のためのリハビリ・ヘルスケアを目的としたシリアスゲームゲームの研究開発を行っている。

    《講師からのメッセージ》

    2010年から継続して行っているリハビリ、ヘルスケアを目的としたシリアスゲームの研究開発ですが、
    医療機関との密なコラボレーションをしながら現場のニーズや制作ノウハウを蓄積しています。
    リハビリ支援用ゲームなどの非言語、直感的なゲームは国を超えて幅広く利用がしやすいため、
    グローバルな市場で展開が期待できる分野です。ぜひブースにお立ち寄りください。

  • 共同研究・開発者

    特定医療法人順和 長尾病院 理事長・リハビリ専門医 服部文忠
    特定医療法人順和 長尾病院 リハビリテーション部 作業療法士 梶原治朗

スポンサーリンク

CEDECにご協力頂いている企業の一覧です。

関連リンク

PERACON2015 ~さぁ来い、応募オープン化!~ KYUSHU CEDEC2015 ゲーム開発者の生活と意識に関するアンケート2014 ニュース、コラム、インタビュー CESAゲーム開発技術ロードマップ2015

CEDiL

CEDiL

CEDiL CEDEC Digital Library は、過去にCEDECで行われた講演の資料アーカイブです。

CEDECチャンネル

CEDECチャンネル