アカデミック・基盤技術

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団体招待 AC    SND

パネルディスカッション「エンターテインメントを深化させる音楽情報処理研究」

日時 
8月26日(水) 16:30~17:30
形式 
レギュラーセッション
プラットフォーム 
その他
受講スキル

特になし

受講者が得られるであろう知見

研究コミュニティの中でどのような研究開発が行われているかを知ることにより、エンターテインメントの「次の一手」を考える材料になりうると期待されます。

セッションの内容

皆さんは、「音楽情報処理」という研究分野はご存知だろうか。サウンドエンジニアリングから自動採譜、自動作曲、音楽表現のためのユーザインタフェースなど、音楽とコンピュータとが関わりあう様々なトピックを研究テーマに研究開発を進める分野である。本パネルディスカッションでは、音楽情報処理の研究に従事する3名の若手研究者が自身の研究について紹介した後、音楽情報処理研究がどのようにエンターテインメントを深化させうるか、また、エンターテインメントの深化という観点からはどのように音楽情報処理研究が期待されるか、などについて議論する。


※ 本招待セッションは、情報処理学会 音楽情報科学研究会とのコラボレーション企画セッションとなります。
情報処理学会 音楽情報科学研究会 公式サイト: http://www.sigmus.jp/

コラボセッション一覧

講師プロフィール

  • 北原 鉄朗

    北原 鉄朗

    日本大学

    文理学部 情報科学科

    准教授

    2002・東京理科大・理工・卒。2007京大・院・博士後期課程・了。博士(情報学)。学振特別研究員(DC2)、JST CREST研究員を経て、現在、日大・文理・准教授。音楽・音声などの音メディアの情報処理全般に興味を持つ。京都大学第2回総長賞
    など受賞。

    《講師からのメッセージ》

    大学や公的研究機関での研究はあまり接点がないかもしれませんが、ゲーム開発などの現場でも活用しうる技術の研究開発がいろいろとされていますので、ぜひ相互の情報交換や交流のきっかけになればと考えています。

  • 橋田 光代

    橋田 光代

    相愛大学

    音楽学部 音楽マネジメント学科

    講師

    フツーの大学生やるよりゲーム会社か音響スタジオで仕事したいと思っていたのに、記念受験した音大に受かってしまったのが運のツキ。
    で。
    国立音楽大学音楽デザイン学科卒業。同大学院を経て、2006年和歌山大学システム工学研究科博士後期課程修了。修士(音楽)、博士(工学)。
    JST CREST研究員ののち、現在 相愛大学音楽学部 音楽マネジメント学科講師。
    どっぽり大学漬けの人生となりました。

    演奏/舞踊、作曲・映像、プログラミング、音楽理論、演奏デザイン支援、演奏表情付けコンテストの企画運営、演奏表情データベース制作、など。

    CEDEC2011
    「インタラクティブミュージック・アダプティブミュージックの技術 −CrestMuseProject研究内容より−」

    《講師からのメッセージ》

    音楽を制する者、作品を制す。
    いい作品には必ず、いい音(音楽)が絶妙なタイミングと演出とともについて回ります。
    音(音楽)が悪ければ、せっかくのビジュアル、せっかくのゲームデザイン、何もかもぜーーんぶ台無しです。
    聴く力、聴かせる力、ぜひ研究してください。

  • 森勢 将雅

    森勢 将雅

    山梨大学大学院

    総合研究部 (工学部コンピュータ理工学科)

    特任助教

    2008年和歌山大学大学院システム工学研究科博士課程修了.同年4月より関西学院大学理工学研究科ヒューマンメディア研究センター 博士研究員.2009年4月より立命館大学情報理工学部助教,2013年2月より現職.主たる研究分野は音声・歌声合成であるが,現職では医工融合型の音声処理や感性情報処理,聴覚のバリアフリーに関する研究にも従事.関連する研究による受賞は21件(共同受賞含む).

    《講師からのメッセージ》

    歌詞と譜面から歌声を合成する技術はすでに広く知れ渡るようになりました.本研究では,それらとは異なり「人間の歌声を加工する」技術を中心に検討を重ねております.具体的には,誰でも上手に歌えるカラオケシステムや,自身の歌声を画像編集を行うかのように加工するための技術,2名の歌声をモーフィングする技術などが挙げられます.本セッションでは,それらを実現する基盤技術,および基盤技術のエンタテインメント応用について紹介したいと思います.

  • 土田 善紀

    土田 善紀

    株式会社 スクウェア・エニックス

    サウンド部

    テクニカルディレクター

    『ファイナルファンタジータクティクス』2Dアニメーション、AIプログラマー、『ベイグラントストーリー』3Dキャラクタモデル・モーションプログラマー、『ファイナル ファンタジーXII』VFXプログラマー、リード・リアルタイムレンダリング・プログラマーなどを歴任しながらインハウスツール群を多数制作。現在、社内共通サウンドドライバ・ツール群のディレクションを担当。CEDEC、GDC、学校など講演多数。CEDEC2015運営委員、IGDA日本 SIG-Audio世話人 Twitter [ @tsuchidasama ] Facebook [ yoshinori.tsuchida.9 ]

    《講師からのメッセージ》

    最強でディープなプログラマを目指して邁進していたハズが、最近は専ら技術開発・導入や運営の仕事が多くなってまいりました。最初は迷いも多かったものの、これはこれで面白いものだと新たな自分に目覚めつつあります。
    今年のCEDECではそのあたりの知見共有で皆様のお役に立てればと思っております。

  • 中西 哲一

    中西 哲一

    株式会社バンダイナムコスタジオ

    ET開発本部 サウンド&アニメーション部  サウンド1課

    サウンドディレクター/サウンドデザイナー

    1996年(旧ナムコ)入社。ACE COMBAT/RIDGE RACERシリーズを中心に、コンシューマ、アーケード、モバイルなど幅広くタイトル開発に携わってきました。サウンドデザイナーとプログラマの橋渡し役を行うテクニカルなサウンドデザイナーとして活躍。CEDEC運営委員(2011-2015) サウンド分野 担当。IGDA Japan SIG-AUDIO副世話人。Twitter(nakany765)、 Facebook(facebook.com/nakany765)
    最近関わったタイトル:ACE COMBAT INFINITY、ドリフトスピリッツ、Star Wars: Battle Pod など

    《講師からのメッセージ》

    ● パネルディスカッション「エンターテインメントを深化させる音楽情報処理研究」
    新しい演出表現手段や効率の改善など、ゲーム開発は常に新しい技術に飢えています。研究に費やせる予算や期間も少ない中、実用性のあるソリューションとの出会いがより増えることを願います。

    ●「サマーレッスン」が誘う非現実のリアル(3) 開発者ディスカッション編
    仮想空間世界に没入するには、従来の音響演出アプローチだけでは物足りません。技術面、演出面の両面で悩ましいことがたくさんあります。だがそれが楽しいのです!

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