サウンド

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イカすビジュアライザー天国 -音楽と同期したイケてる映像表現とその設計手法の実演-

形式 
インタラクティブセッション
プラットフォーム 
その他
受講スキル

・デジタル波形処理に、興味のあるオーディオプログラマー。
・ゲーム中のBGMや音声に同期した効果的な演出を、作りたいと思っているデザイナー。
・従来とは一味違った、音楽とのインタラクティブなゲーム性を模索しているプランナー。

受講者が得られるであろう知見

・主要プラットフォームやゲームエンジンにおける、ゲーム中の音声波形の取得方法とゲームへの実装手法。
・レベルメーターやスペクトラムアナライザーのような、基本的な波形解析情報の具体的な計算方法。
・上記で得られた情報を、「より人間の感覚に合うように」加工する、具体的なアルゴリズムの詳細。
・音楽プレイヤーで用いられる、音楽に合わせた幾何学模様「ビジュアライザー」の具体的な演出手法の詳細。
・より高度な波形解析をもとにした、新しい画面演出とその設計手法の詳細。

セッションの内容

ギガバイト単位の記憶領域を搭載するようになった次世代機やPC、残念ながらその膨大な資源は、もっぱら映像表現にのみ使われている。
サウンド由来の演出の進化は、1~2世代前のXbox360やPS3などから歩みを止めたままである。
例えば、ゲーム中の「味方からの映像音声入電」の演出でも、レベルメーターを模した装飾が音声に合わせて動くことはなく、ほとんどは無関係な光の明滅にすぎない。
そこで、今一度レベルメーターやスペクトラムアナライザーのような波形解析の基礎と「人間の見た目で本物っぽく見せる」手法についてセッション側で解説する。
インタラクティブセッション展示側は、色々な「ビジュアライザー演出」を例に、いままで「秘伝のタレ」でもある、効果的な「それっぽい音楽演出のやり方」と「人間の聴感と機器の特性を考慮した測定値の適切な加工とそれを映像として表現する方法」を、ソースコードの開示を含めて実演する。

講師プロフィール

  • 増野 宏之

    増野 宏之

    株式会社 CRI・ミドルウェア

    エンターテインメント事業推進室

    室長

    ・広島大学理学研究科化学専攻修了
    ・大学在学中の1986年より、コトブキシステム→コンパイル→ズーム→サイクロンゼロ→アークシステムワークスを経て、2013年4月よりCRI・ミドルウェアに勤務。
    ・CEDEC2011,2012,2013,2014にて、リアルタイムBPM解析手法/ダンスシーケンス自動生成手法/新しいボーカル抽出削除手法に関して講演。
    ・CEDEC AWARDS 2012にて自身のリアルタイムBPM解析手法が優秀賞を受賞。

    天命を知ったはずの50歳のオヤジですが、音楽と英語がわかるプログラマーとして、まだまだ現場一直線で毎日バリバリプログラムを組んでいます。

    《講師からのメッセージ》

    過去4年、自身のBPM解析に関する講演をさせていただいておりましたが、今年は少し志向を変えて、音楽と映像を適切に同期させる技法に関して、PC等のメディアプレイヤーに搭載されている「ビジュアライザー」を題材に講演させていただきます。
    レベルメーターやスペクトラムアナライザーを画面上に表示する場合、その元になる波形解析情報を何も加工せずに表示に反映すると、人間の目には、非常に不自然な動きになってしまいます。
    この、「人間の目に、いかにもそれっぽく見える数値の加工方法」は、長らく、個々のオーディオプログラマーの「秘伝のタレ」として、公開されてきませんでした。
    この「秘伝のタレ」を、具体的なデモを多用しながら、余すところなく解説していきます。
    さらに今回は、通常のセッションに加え、インタラクティブ展示も行いますので、セッションで用いたデモを、実際に触っていただき、楽曲に同期した演出を、体験していただくことも可能です。
    大変つたない講演と実演になりますが、精一杯がんばりますので、是非一度ご聴講いただければ幸いです。

  • 山本 賢一

    山本 賢一

    株式会社 CRI・ミドルウェア

    エンターテインメント事業推進室

    エンジニア

    ・岡山大学大学院自然科学研究科電機情報システム工学専攻修了
    ・大和コンピューター、Q-gamesを経て、2014年1月にCRI・ミドルウェア入社

    ネットワーク関連技術(プロトコル設計、アプリケーションの同期など)に精通する。

    《講師からのメッセージ》

    再生中の音楽を視覚化するためのビジュアライザーをテーマに、講演と展示を行います。
    インタラクティブ展示では、講演で使用するデモを皆様に触って体験していただけます。
    音楽が見た目も鮮やかに動き出す様子を是非ご覧いただければと思います。

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