第12位

環(めぐ)りの世界と記憶の指輪
大島 裕樹

コーエーテクモ/プログラマー
審査員得点合計:12点 一般得点合計:40点(第18位)

 明治大学大学院修士課程2年だったPERACON2014は「鏡の世界のお届け屋さん」で第2位/飯島賞・山田賞、株式会社コーエーテクモゲームスのプログラマーとなったPERACON2015では「コトノハの扉」で第8位/下田賞と殿堂入りにリーチとなっている。残念ながら今年の殿堂入りは逃したが、宮下芳明先生との子弟対決には3連勝している。

 投稿者コメント:「リング」というテーマから思いついたのが「循環」「指輪」という単語でした.「循環」は世界観として,「指輪」はキーアイテムとして盛り込んで,「ループもの」を題材としたゲームに仕上げてみました.ミニゲームに留まらないゲーム性を感じて頂けたら何よりです.

【横山 裕一】なるほど! これはアドヴェンチャーゲームかアクションゲームか、どう考えているかは伝わってこないけれど、記憶をキーワードとしたパズルゲームだな、これは面白い。ぜひ今の問題部分を修正し、面白いゲームにしてほしい。というかうちの会社で作りたいぐらい。

【海道 賢仁】パズルアドベンチャーとしておもしろそうです。

【山田 倫之】記憶を扱って繰り返すタイプのゲームはよくあるが、自分だけでなく他人の記憶も操るのはなかなかない。

【馬場 保仁】どこかの漫画の設定みたいではあるが、サイクルと指輪をかけているのはいいと思います

【下田 賢佑】指輪ネタ多いけど、指輪のサイズってとこをちゃんとメカニクスに活かした例は他になかったですね。この指輪っていうのはずっと数が決まっているものなんですかね?あとそもそもの問題としてプレイヤーキャラクターの指のサイズは一定なんだから、自ずとサイズのバリエーションは限られてしまうし、プレイヤーキャラクターとの指輪の交換が前提なら、結局はプレイヤーキャラクターと同じ指のサイズの人しか出てこないのではと思います。そこら辺がわからないとゲームが進行した時に面白くなるのかどうかわからないので評価できないのですが、ゲームデザインの始発点としては十分なのかなと思うので「いいね!」します。

【鈴井 匡伸】シナリオとプロットを作るのがすごーく難しそうですが、出来上がったら面白そうです!

【小谷 浩之】指輪モチーフの中では秀逸、はめる場所の制限などプレイヤーを悩ませる要素もいい

【南治 一徳】一部のパラメーターのみ引き継げるという設定はユニークでいいかも。遊んでみたいです

【鳴海 拓志】

【兼森 雄一】

【薗部 博之】

【田中 瑞枝】

【平魯 隆導】1枚の企画書で説明するには、少々詰め込みすぎた感があります。理解するのが難しい…。「なぜ24時間が経つと全てがリセットされるのか」について、プレイヤーに対して納得感のある設定を用意する必要があると思います。

【三上 浩司】循環と指輪のふたつにリングをかけたのはいいと思います.しかし,記憶を持ち越せないというシステムが無理にやりな設定になっていて,それを部分的に解除する指輪という後から付け足した感がある.それによってどこが楽しいのかがありません.シートの質は高いです.

【細山田水紀】パズルだと思うのですが、そのパズルの遊びの部分に新しさがほしかったです!

【遠藤 雅伸】安易な指輪ネタのアドベンチャーゲーム。キャラクターを見ても、『掟上今日子の備忘録』からの発想でしょうね。悪くはないですがインスパイアしすぎです!

【塩川 洋介】頭を使って攻略していく点に興味を惹かれますが、実際のゲームプレイがどうなるのかのイメージも知りたかったです。

【簗瀨 洋平】設定的に面白みはあるが、フタを開けて見ると普通のローグライクゲームのルールなので残念。