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「『ゲームのお仕事』業界研究フェア 2010」開催のメッセージ

社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA) 理事 新 清士

ゲーム業界は、大きな転換点に立っています。

1980年代に確立されたゲーム業界の形は、成立から30年を経て、新しい形へと変わろうとしています。

「技術」は、ますます家庭に普及していく強力なコンピュータ環境やインターネット環境を背景に表現できるものが変わってきています。

「ビジネス」の姿も、ROMといった物理メディアから、ソーシャルゲームのようにデータがインターネット上のサーバにある形のものまで大きく広がりを見せる中で、変化を求められています。そして、何よりもユーザーの「遊び方」が変わりつつあります。

さらに、国境の意味がだんだんとなくなろうとしている時代でもあります。そのために、日本だけで一生生きていこうと決めている人にとっても、否応なく世界の状況に直接影響を受けるようになろうとしています。それは、ゲームの分野でも変わりません。世界について知る必要はますます高まっています。

今年で2回目となる「『ゲームのお仕事』業界研究フェア」は、そのゲーム業界の形を大枠で理解できるように構成しました。

大きな4つの「市場」「仕事」「人材」「国際化」というテーマで展開していきます。

市場:現在のゲーム業界の世界の市場状況と、将来の行方
仕事:ゲーム業界の開発の現場はどのようなものなのか
人材:ゲーム業界が求めている人材像や、求められるスキル
国際化:ゲーム業界が直面している国際化の流れや、その中で開発している姿

ゲーム業界へ興味をお持ちの方にとってセッション全体を通じて全世界のゲーム業界の姿を理解していただけるものになっています。

そして、そららのセッションの全体を貫いているテーマを持たせています。

それはゲーム業界で働く「人」への関心です。どのようなゲームであれ、遊んでいるのも「人」であれば、作っているのも「人」なのです。

ゲーム業界への関心を深く抱くということは、そこにいる「人」への関心を抱いていくということと同じ意味なのです。

ゲームに関わる人たちが、どういう人生を生きてきたのかを話して頂くセッションを用意しています。そのセッションによって、社会で生きていく上での重要な「知恵」を感じ取って頂けるものと思います。

また、今すぐ就職する前からできることのヒントとなるセッションも用意しています。

ゲーム業界を取り巻く環境は、今後も変化していきます。「技術」も「ビジネス」も「遊び方」も変わっていきます。

しかし、ゲーム業界が成り立つ上で「人」の存在が必要であることは、今後も変わらないでしょう。

多くの業界の先陣で働いている人たちを通じて、知ってほしい、考えてほしい、つかんでほしいのは、そういう未来を見通す眼を磨く姿と、見えたものを信じて実現するために努力するの姿勢です。

この「業界研究フェア」は、就職時期に関係ない方でも、参加頂いてまったく問題ありません。

ゲーム業界に多少なりとも興味をお持ちの方の来場を、心から歓迎します。参加無料ですので、ぜひお気軽にご参加ください。

少しばかり真剣に物事を考えようという姿勢さえ持って来ていただければ十分です。

(一応、付け加えると、スーツさえも不要です)