【R25】
現場ですぐに使えるサラウンド音響制作

9/7(火)10:00-11:30

◆セッション概要



【受講スキル】
基本的なオーディオ知識

【内容】
ホームシアターシステムを持つユーザーが増え、ゲーム開発者にとって今までになくサラウンド音響を重視することが必要になってきました。このセッションでは基本的なドルビー技術の解説をはじめ、ドルビーデジタルやドルビープロロジックⅡミキシングの際に考慮すべき点や、ミキシングに対する提案など、入門レベルから上級レベルすべての内容をカバーします。また、ドルビーの最新7.1デコード技術「ドルビープロロジックⅡx」もご紹介します。セッション中は、「ドルビーデジタル」と「ドルビープロロジックⅡ」の違いをわかっていただくため実際のゲームを使ったデモを行います。経験のあるサウンドクリエイターから、サウンドに興味を持ち始めたどなたにも役立つ内容となっております。

このセッションは以下の通り3部にわたって構成されています。

パート1:「ドルビー技術」 ドルビー日本支社 ジョン・グリフィン
ドルビー技術をご紹介して、インタラクティブでどのように使うかを解説します。ゲーム開発者からよく聞く質問に答えます。

パート2:「おきらくごくらくドルビーサウンドテクニック」 (株)ガスト 土屋 暁 (つちやあきら)
「サラウンドやってみたいけど、お金かかりそうだし…」という方へ、何もない所から20万円で出来る5.1chサラウンドコンテンツ制作の具体的手法をお教えします。また、「難しそうだし、敷居高そうだし…」という方へ、オキラクに、楽しみながらサラウンド制作に取り組める秘訣をお教えします。

パート3:「Devil May Cry 3におけるサラウンドの実装」 (株)カプコン 近藤広明 (こんどうひろあき)
 PS2上にインタラクティブエンコーディング、「Devil May Cry 3」を例に、ご紹介して解説します。


◆講師プロフィール


土屋 暁


土屋 暁

株式会社ガスト
  サウンドクリエイター・ディレクター


(株)ガスト 土屋暁(つちやあきら) 昭和49年生まれ。大学では土木を専攻し、大学院まで行った挙げ句に(株)ガスト入社、サウンドクリエイターとなる。ドルビー技術を使った作品は「リリーのアトリエ」「ユーディのアトリエ」「ヴィオラートのアトリエ」(ドルビーデジタル/ドルビープロロジックⅡ)と続き、最新作「イリスのアトリエ」では自前の理論で簡単にインタラクティブプロロジックⅡを構築している。



近藤 広明


近藤 広明

株式会社カプコン
サウンドプログラマー


(株)カプコン 近藤広明1971年岩手県生まれ。専門学校で3DCGプログラミングを専攻して学ぶも、サウンド担当としてカプコンに入社した異色のクリエーター。ACビデオゲーム開発において、バーチャルサラウンド技術であるQ-Soundを使用したゲーム開発に従事するなど、サラウンド技術との関わり合いは古い。最新作「Devil May Cry3」では、独自のドルビープロロジックII対応のサウンドドライバを新たに作成しゲームにおけるサラウンドの可能性に挑戦する。



ジョン・グリフィン


ジョン・グリフィン

ドルビーラボラトリーズインターナショナルサービスインク日本支社
コンテンツ及びスタジオサポートグループ ゲーム音響担当


2000年にドルビーサンフランシスコ本社に入社、ゲームサポートチームに所属。 2001年、日本のゲーム開発者サポートのため、ドルビー日本支社へ転勤。各ゲームコンソールにおけるドルビー技術ゲーム音響制作をチームの中心としてサポートし現在に至る。

ドルビーからの解説のみならず、実際に世に出ているタイトルのサラウンド音響制作を手掛けた第一線クリエーターたちによるサラウンド制作講座が見所です。ドルビー最新7.1デコード技術ドルビープロロジックⅡもお聴きのがしなく!本物のサラウンド音響を一度ご体験下さい。

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