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モバイル・エンターテインメントからユビキタス・エンターテインメントへ R11
8/29(月)16:30-18:00
セッション概要
受講スキル
ネットワークゲームに関する理解と熱意のあること

内容
携帯電話によるモバイルゲームが市場に現れてから、すでに6年の月日が経過している。今日、携帯電話におけるモバイルゲームはJava化、カラー化、3D化、高速通信化を経て当時は想像もつかなかった進化を遂げている。

しかし、同時に登場当初は目新しかった携帯電話上のゲームという考え方もいまや陳腐化し、きちんとしたビジネスとして組み立てるのが極めて困難な時代に突入しているといえる。

もはや携帯電話を単なるクローズドなデバイスとして利用したコンテンツは限界に達しており、これからはコンシューマゲーム機やデジタル放送などと融合した、ネットワーク環境における偏在的エンターテインメント、即ち、ユビキタスエンターテインメントの登場が成功の鍵となる。

そのためには、①公式サイトビジネスからの脱却 ②新収益性モデルの確立 ③新しいゲームシステムの提案 が必須となる。

本セッションでは、携帯電話ゲームの歴史と現状を踏まえ、携帯電話ゲームに関する最先端の話題を交えながら、近い将来における"偏在的娯楽(ユビキタスエンターテインメント)"に期待される姿と役割について提言させていただく
講師プロフィール
清水亮 清水 亮 有限会社ユビキタスエンターテインメント (代表取締役社長兼CEO)

1976年新潟県長岡市産まれ。
電気通信大学電気通信学部夜間主コース中退
在学中に米マイクロソフト社の家庭用ゲーム機戦略の尖兵としてアルバイトしはじめたのが運の尽き。大学を中退し、株式会社ドワンゴを通じてマイクロソフトへ出向。さまざまな冒険と迷惑を重ねた上、ドワンゴへ戻り携帯電話コンテンツ事業に携わる。02年、ドワンゴを退職し、シアトルのDWANGO North America社を経て03年独立。現有限会社ユビキタスエンターテインメント代表取締役社長。

代表作
 「釣りバカ気分(DWANGO)」
 「海運ジェネレーション(DWANGO)」
 「サムライロマネスク(DWANGO)」
 「STAR DIVERSION(DWANGO)」
 「UBIMEMO(UE)」
 「銀河七海物語(UE)」

著書
「Direct3Dプログラミングガイドブック 」
「ネットワークゲームデザイナーズメソッド」
「ゲームデザイン誇大妄想狂」