第42位・山口賞
「アノ舟にのせて」正岡 博和
審査員得点:6点 一般投票:2票
タムソフトのプログラマーさんらしい。ペラはポスター風のグラフィックで、同種の雌雄をセットで選択する惑星間移送シミュレーションの提案。
審査員のコメント
【山口 隆広】
見分けにくい、にKOされました。
【堀井 雄二】
さがして見つけるのが楽しそう。
【杏野はるな】
オス、メスをどこで見分けるか?生物が違うと見る部分も変わってくるのが自然と学べる遊び。この作品のストーリーがタイプ。宇宙は広大なんだよ、いろんな生き物がいるんだよって教えてくれる無限な世界が好き。
【菅原 隆行】
生物をUFOキャッチャーするのは楽しそうです。いろいろ駆け引きが見えてくる感じもします。
【末弘 秀孝】
男女同時の同時部分を「つがい」と解釈する作品がいくつも見られましたが、どれも、ゲーム体験自体に同時性がなく、同数にとどまっている部分が非常に残念でした。
【石畑 義文】
一回攻略してしまうと、次から作業になってしまいそうなのが惜しい点です。このあたりに工夫が欲しいですね。
【木村 貴信】
横書きの時は左から右へ読ませるのが鉄則。読む時間をロストさせ15秒に引っかかる。いろんな動物のオスメス判断は面白い。テーマの「同時」が、ルールに謎の足枷になっている印象で惜しい。
【平魯 隆導】
ノアの方舟を題材につがいを生け捕るというのは面白い設定だと思いました。西洋圏だと特にグッとくる世界観だと思います。動物や昆虫によっては知識が無いと性別が見分けにくいというのも、実際の現象を巧みに利用した面白い切り口だと思いました。…ただ、具体的な遊戯システムの説明が曖昧で、読み手に読解力を要求する書類になってしまっているのが気になります。 p.s.右上の犬の絵がユルくて個人的に好きです。
【簗瀬 洋平】
同時につがいを捕まえるためにどのような技術を駆使する必要があるのかが肝心なところだが、その説明がない。
【石川 将光】
男女を探し出すというコアアイデアは悪くないけど、モデルを眺めるだけの作業に面白さを感じませんでした。