第26位

華麗なる相続
谷口 直也

日本工学院専門学校/教員
審査員得点合計:7点 一般得点合計:53点 (第18位)

 PERACON2016では「スマホDUNK」で第39位となっている、ゲームだけでなくIT関連の知見も豊富な、日本工学院専門学校ゲームクリエイター科の講師。投稿者コメントは「バトンタッチを資産を引き継ぐという意味で、相続と捉えました。相続シミュレーションゲームで、如何に資産を増やして、相続するかがポイントのゲームです。」

【末弘 秀孝】遺産相続は遠いようで近い問題なので、すごく良いと思います。各種イベントの画面などにオマージュを入れていますが、それは不要でもっとオリジナリティを出したほうが良いと思います。急に安っぽく見えてしまうので。

【平魯 隆導】遺産相続をバトンタッチ要素としたところは斬新に感じました。内容が内容だけに、全体的にちょっと小難しく感じるのと、遺産相続という行為に興味を持つ人がどれだけいるかという点が、非常に気になりますが…。

【塩川 洋介】シミュレーションという割には父の弟がバトル風で現れるなど、少しゲーム要素に偏りすぎている感じがしますが、興味深い着眼点のテーマだと思います。ちょっと遊んでみたいです。

【小谷 浩之】相続をテーマにしたシリアスゲームはありかもしれないと感じました。内容はごく真面目ながら、コミカルタッチにしてだれでも楽しみながら学べるゲームはありでしょう。

【簗瀬 洋平】ブラックな人生ゲームをRPGのメタファで遊ぶというバカアイディアだが全体としてきれいにまとまっている。

【鳴海 拓志】同種のアイデアが多かった中,投稿がはやかったのと,ゲーム中に考えられる様々なパターンが想像できたので加点しました.

【松山 洋】

【朝日 征治】題材は面白いと思いますが、赤の他人の一族がどうなろうとも興味を抱きづらいので、プレイヤーがこの一族に強い思い入れを抱ける工夫が何か欲しいと思いました。あるいはいっそのこと、プレイ開始時に、プレイヤーそれぞれが自分の家の家族関係や収入などを入力すると、その一族で発生しがちなタイプの相続問題がゲーム中で発生するようになるので、ゲームプレイを通して、難解な相続問題を、実際に自分の身の回りで起きやすいタイプのものに絞って楽しく学習できる…等のようなアプローチだったら、真剣に遊べそうです。

【山田 倫之】設定は良さそうなのに、コマンド例が「投資」と「エステ」なので、ちょっと全体像が想像できない。

【下田 賢佑】銀行や証券会社が提供する資産運用シミュレーションと大して変わらない。現実のシミュレーションだけではエンターテイメントになりませんよ。

【徳留 和人】各種イベントの絵が良くないです、例であげている事項は良いかと思います。相続のメリット、デメリットが欲しかったです。

【河上 京子】他の相続ゲームをいいね!にした。

【三上 浩司】シートの出来はいいです.バトンタッチを相続ととらえるのもあまり新規性という魅力が感じられない.

【馬場 保仁】相続、家系図みたいなところはわかるものの、結局、どういうことするのかがいまいちわかりづらいです

【細山田水紀】ゲーム内の家族は自分の家族ではないので、すべてを把握するのは難しそうな印象でした。できれば、この家族に感情移入できる設定がほしい所です。

【遠藤 雅伸】相続をバトンタッチと置き換えたテーマ提案。シートのグラフィック的なクォリティは高いが、それで、何をどう楽しむのか?の部分まで到達していない。

【横山 裕一】アイディアと企画は似ているが異なっている。ゲームとして成り立たせるための実現度や面白さ、そして政策の方向性、それらがアイディア(点)と結びついた時に初めて企画になる。今の状態だとアイディアの羅列に過ぎない