第18位・菅原賞

「DanJoe男女比」赤堀 雄基

審査員得点:9点 一般投票48:票

 どんな方なのかはわかりません。ペラは男女によって異なる、アイテムに対する引力・斥力を利用した、リニアモーターカーのようなメカニクスを扱ったものだが、見た目のスッキリ感ほどには上手に説明ができていない。ちなみにコメントはないが堀井雄二さんも「いいね」している。

審査員のコメント

【菅原 隆行】
2つの相反する要素のバランスをとる…ゲームの芯が通っていて遊びが広がりそうな印象を受けました。

【遠藤 雅伸】
スライダを使ってドライブしていく感覚は、今であれば、日テレ系バラエティ番組「脱出ゲームDERO!」の壁の間の、キーボックスチャレンジのような操作感となる 。調節によるコントロールは操作の納得感が面白さに直結するので、実際のゲームを具体的に提示した方が効果的。

【杏野はるな】
今回、全体の作品で男子と女子一人ずつと捉える事が多いなか、この作品は一人が男子の心と女子の心を持ち、それをプレイヤーが操作するという少し変わった捉え方が好きです。そして、なによりも絵が豊富なわけでもないのに15秒ほどで理解できるほどわかりやすいのもGOOD!

【平魯 隆導】
着眼点が面白く、男女比スライダを調整してプレイするというのはシンプルで斬新だと思いました。「男女比を操作する」という行為の必然性を世界観や遊戯ギミックに紐付けが欲しいトコロですね。スライダシステムを取り巻く遊戯ギミックの盛りつけ次第では、奥行き感のあるゲームにもなりそうに感じます。

【木村 貴信】
スラップスティックなビジュアルが想起出来て面白そう。一見して「男女比」と読むと人数比を想像してしまった。正確に素早く情報を伝える為にも言葉選びは重要。

【河合 里枝】
キャラの移動と、男女比のコントロールという要素を同時に見ていくところにゲーム性を感じました。

【簗瀬 洋平】
具体的にどんな事をするゲームなのかわかりにくいのが難点。目的が欲しいです。

【鬼頭 雅英】
男女2つの心を持つ…って所にはひかれるけど、結局アクションゲームになってるところが残念!

【石川 将光】
各店の魅力性向に合わせてキャラクターの心をタイミングよく切り替えていく、リニアモーターカーみたいな動きをするゲームなのかな?というところまではわかりましたが、わかるのに結構時間がかかりました。実際のプレイ画面を添えると良かったのでは。それから、キャラクター設定に同時という単語が含まれているだけで、プレイ体験には同時性がないのもいまいちテーマを昇華しきれていないと思います。

【石畑 義文】
男らしさ、女らしさが問われ、男女の嗜好も多方面に広がる世の中で、一石を投じるゲームになる かもしれませんね。

【末弘 秀孝】
男女の心を同時に持っているという設定を思いついたことは非常にポジティブですが、それをゲームプレイに落とす際に、ありがちな「街に溢れる〜」としてしまった部分が残念です。最初のアイデアをもっと大事にして、育てていけばと思います。

【安本 匡佑】
ゲームをすすめる動機と目的がいまいち分りづらい

【柳谷 達之】
男女の「心」を操作するという点が面白く、またゲーム画面がすぐに想像できました。
男女氏をスライド操作しながら街を駆け抜けるとてもスピード感があるゲームが想像でき、
是非スマートフォンで遊んでみたいなぁと思いました。