エンジニアリング

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公募 ENG  

モバイルプラットフォームにおけるCompute性能を利用したアプリ設計の注意点と性能向上のポイント

日時 
9月4日(木) 11:20~12:20
形式 
レギュラーセッション
受講スキル

スマートフォン用ゲーム・アプリ開発に携わっている方/システムのヘテロジーニアス化に興味のある方

受講者が得られるであろう知見

'- 最新スマートフォンのプラットフォームと基本性能
- スマートフォンのヘテロジーニアス化について
- 物理演算を多用したスマートフォンアプリ、実用例
- ヘテロジーニアス化のオープンフレームワークであるOpenCLの概要
- スマートフォンを使った並列演算処理を高速化にするためのヒント

セッションの内容

昨今、スマートフォン、タブレットのゲームアプリケーションは、内蔵カメラから入力される実動画をリアルタイムに加工利用したAR(拡張現実)、エフェクトアプリ、文字認識、顔認識をリアルタイムに用いた高付加価値アプリケーションが出現してきました。その中で、これらニーズをサポートするため、スマートフォン、タブレットのプラットフォームはより演算並列性の高いヘテロジーニアス化が進んでいます。
このセッションでは、現在進んでいるスマートフォン・タブレットの進化であるヘテロジーニアスプラットフォームの概要と今後の課題、アプリケーション開発者への性能最適化のヒントなどをご紹介いたします。
アジェンダ:
1.2011-2015へのスマホタブレットのプラットフォーム進化と「ヘテロジーニアス化」
2.プラットフォームの「ヘテロジーニアス化」とは? 
4.知っておきたいヘテロジーニアス化されたプラットフォームでのアプリ側のメリットと開発上の注意点
5.ヘテロジーニアス化を推進するOpenCLフレームワークとは?
6.タブレット上で物理演算を使った実アプリケーション事例のご紹介
7.ヘテロジーニアス化の課題と今後の動向

講師プロフィール

  • 菅波 憲一

    菅波 憲一

    アーム株式会社

    メディアプロセッシング部門

    ビジネス・デベロップメント・マネージャー

    米国半導体ASIC大手メーカーVLSIテクノロジー社に入社後、FAEとしてPCチップセット、SkyPerfectTV向けMPEG2デコーダチップなどに携わる。その後、リコンフィギュラブルプロセッサの日本国内ベンチャーIP-FLEXにてリコンフィギュラブルプロセッサの開発、主に画像処理アプリケーションに従事。 米国半導体企業にてASIC部門のテクニカルマーケティングなどを経て、ARMに入社。メディアプロセッサ部門にて、MaliGPUのビジネス・デベロップメント・マネージャーとして、ARM MaliGPUの国内市場開拓・プロモーション活動に従事。

    《講師からのメッセージ》

    スマートフォン、タブレットのプラットフォームは高速、高性能化の過程の中で、内蔵CPUとGPUのヘテロジーニアス化が進んでいます。このセッションでは、このヘテロジーニアス化の内部構造と、今後可能になってくる新たなアプリケーションや実行するための技術的な注意点を説明します。