オンライン・ネットワーク

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招待 NW  

SECCON x CEDEC CHALLENGE 開会式 / 不正コピーとチートの攻防戦

日時 
9月2日(火) 11:20~12:20
形式 
CEDEC CHALLENGE
受講スキル

セキュリティに興味を持っている方
不正コピー対策に関心を持っている方
オンラインゲームの開発者、もしくはこれから開発する予定のある方

受講者が得られるであろう知見

セキュリティコンテストSECCON x CEDEC CHALLENGEの競技内容
ゲーム業界における不正コピーの歴史と、その対策方法

セッションの内容

 あらゆる端末が常時接続となった現在、ソフトウェアとしての機能をネットワーク経由で提供するSaaSが当たり前になりました。ビデオゲームにおいては、オンラインゲームの月額課金や、スマホゲームで発展した「基本無料」は対価を確実に回収できることから、不正コピーによる金銭的被害の問題は一掃されようとしています。しかし、パッケージソフトや音楽・映像・電子書籍などのデジタルコンテンツにはまだ課題が残されています。
 また、ここ数年で一気にスマートフォンが普及したにも関わらず、情報リテラシーの教育が追いついていないことから、不正コピーが悪いことだとは思ってもいない、そもそも不正コピーであることすら認識していないカジュアル層は依然として存在しています。
 今回、上原哲太郎先生をスペシャルゲストとしてお招きし、その歴史から日本で行われている取り組み、著作権をはじめとする情報リテラシーの課題についてお伺いします。

講師プロフィール

  • 竹迫 良範

    竹迫 良範

    サイボウズ・ラボ株式会社

    SECCON実行委員長

    1977年生まれ。はじめて触ったコンピュータは富士通FM TOWNSの32bit世代。広島市立大学在学中に日本語検索エンジンNamazu for Win32の開発に携わり、2005年よりサイボウズ・ラボ株式会社に入社。Shibuya.pm 2代目リーダー。2006年よりセキュリティキャンプの講師として人材育成に携わる。SC 22/ECMAScript Ad HocにてISO/IEC 16262:2011の国際標準化活動に従事し、2013年からSC 22/C#, CLI, スクリプト系言語SG エキスパート。海外講演 HITCON 2011「Disassemble Flash Lite 3.0 SWF File」など。主な著書として、ECMA-262 Edition 5.1を読む(秀和システム)などがある。受賞歴:2008年 Microsoft MVPアワード Developer Security、2013年 情報処理学会 山内奨励賞「x86 JITコンパイラ上で任意のコードを実行する方法」、CSS2013/MWS2013 CSS×2.0一等星

    《講師からのメッセージ》

    サイバー攻撃やマルウェア感染など、日本国内において情報セキュリティを脅かす事件が相次いで発生しており、それに対抗できる優秀な情報セキュリティ技術者の育成とスキルの高度化が不可欠となっています。欧米やアジア地域等のICT先進国においては、多様な人材を掘り起こすための様々なコンテストが実施されていますが、情報セキュリティの分野において日本は遅れをとっていました。2012年より組織されたSECCON実行委員会では多くの方の協力を得ながら多種多様なセキュリティコンテストを実施し、デジタルネイティブ世代の新たな情報セキュリティ人材の育成・発掘を試みています。昨年に引き続きCEDEC CHALLENGEという形でSECCONの横浜大会を共催し、ゲーム開発者を長年悩ましている不正コピー対策やオンラインゲームのチート行為対策ができる新たな人材の発掘・育成にチャレンジして参ります。

  • 松田 和樹

    松田 和樹

    ネットエージェント株式会社

    サービス事業部

    SECCON実行委員

    昭和56年北海道生まれ。1996年に放送されたNHKのドキュメンタリー『新・電子立国』の「第4回 ビデオゲーム~巨富の攻防~」に衝撃を受けて人生を踏み外す。初めてのパスワード解析はドラゴンクエストⅡのふっかつのじゅもん。その流れでかつてはWindowsやゲーム機のソフトウェア改造を経て、現在ではスマートフォン用アプリやマルウェアの解析などを行っている。

    《講師からのメッセージ》

    昨年度のSECCONの開会式では、スクウェア・エニックスの青山公士様からドラゴンクエストⅩのオンラインゲームの不正行為(チート)の取り組みについてお伺いしましたが、今回は上原哲太郎先生からソフトウェアのコピーの歴史や、現在も続く情報リテラシーの教育の問題などについてお伺いすることになりました。嬉しくも恐縮しています。

  • 上原 哲太郎

    上原 哲太郎

    立命館大学

    情報理工学部情報システム学科

    教授

    平成2年京都大学工学部情報工学科卒業、平成7年同大学院工学研究科情報工学専攻博士後期課程研究指導認定退学、平成8年京都大学博士(工学)。京大、和歌山大などにて主に「計算機センター」のシステム管理や事務情報化に従事しつつ、ハイパフォーマンスコンピューティング、インターネットワーキング、システムセキュリティ、情報教育等の研究教育を行う。平成23年10月より総務省技官として通信規格および情報セキュリティについての政策を担当。平成25年4月より現職。NPO情報セキュリティ研究所理事、NPOデジタル・フォレンジック研究会理事、和歌山県警サイバー犯罪対策アドバイザー。大学時代、株式会社ウエストサイドおよび有限会社甲陽技研でフロッピーディスクバックアップツールの開発サポート等を経験、主にPC-9801シリーズのパッケージソフトウェアにおけるフロッピーディスクコピー防止技術について知見を持つ。

    《講師からのメッセージ》

    まさか30年近く前の仕事が縁でこんなところに引きずり出されるとは思いませんでした ;-) ゲームにおける不正コピーや各種チートの防止は今日なお重要な話題です。古きを温めてどのような新しいことが知れるのかわかりませんが、年寄の昔話にならない範囲でかつてどのような攻防が行われていたのかご紹介しつつ、今使える技術、今後使えることが期待できる技術そして関連する法律などの制度についてご紹介したいと思います。