第9位

OVERRIDE
宮下 芳明

明治大学/教授・学科長
審査員得点合計:12点 一般得点合計:363点 (第1位)

 PERACON2013では「炎のプログラマー」で第9位。続くPERACON2014はNAVERまとめ風の「ふえるわかめちゃんでふえるわかめちゃん。」で第17位/簗瀬賞、PERACON2015は「開運!ルービックハウス」で第35位、PERACON2016は「生命の環 Circle of Life」で第21位/飯田賞となっている、明治大学総合数理学部先端メディアサイエンス学科の学科長教授。毎年生徒と順位を競っているが、AI関連でホットな話題である自動運転を題材にして、今年は学生を押さえてベストテン入りを果たし、殿堂入りに王手をかけた。
 投稿者コメントは「「AIと人間のバトンタッチ」は、自動運転で今まさに顕在化しているテーマです。情報科学技術に関わる研究者として、この機会に問題提起したくて投稿しました。」で、自動運転におけるゲーム技術の応用を示唆している。

【松永 純】無茶な設定がグッときました

【本山 博文】「AIからバトンを受け取る」という着想が新鮮で面白く、自動運転というちょっと未来のテーマにおける課題設定が新鮮で素晴らしいです。実際にプレイしてみたいと思わせる、引き込ませる文章力も光っています。Her Storyを連想させるゲームが作れそうに思いました。実際にプレイしてみたいです!

【三上 浩司】バトンタッチと自動運転(AI)というCEDECでも取り上げるようなテーマをうまく組み合わせている.シートを見たらだれだかわかるという意見もあるが果たして想像通りの制作者だろうか・・・

【山田 倫之】単なるアクションゲーム…かと思いきや、サスペンス的ストーリーが加えられていて興味を惹かれる。ちょっと文字が多いが、ペラの作り方も良い。

【鳴海 拓志】面白い着眼点がよかったです

【渡辺 訓章】バトンタッチする側でなく、される(あるいは、仲介する)側に注目した点が素晴らしいと思いました。

【山口 誠】通常のレースゲームと異なり、「危機察知能力」を問われるゲームというのが秀逸。

【田中 瑞枝】

【薗部 博之】

【中村 隆之】

【中 裕司】

【松山 洋】

【小谷 浩之】面白いテーマのモチーフ化だと思いましたが、

【朝日 征治】「AIが扱いきれない状況」の具体例が示されていないので、プレイヤーが注意すべき箇所の判断基準や難易度等といった遊びの根幹が想像つきませんでした。そもそも「AIが扱いきれない状況になると運転を突如ひきつがねばならない」のなら、事実上、運転手が車内でテレビを見ることは許されないのでは?シートの雰囲気作りや、文章の運びなどは、ハイレベルだと思います。

【細山田水紀】レースゲームのくだりの説明がほしかったです。

【下田 賢佑】ただの作業ですね。そしてゲームメカニクスの説明と全くつながってないならストーリーは書く必要ないです。これじゃ自己満足ですね。

【平魯 隆導】ちょっと設定が特殊かつ複雑のように感じられ、具体的にはどうする遊びで、何を最終目標にして遊ぶゲームなのかが分かりませんでした。映像を見て事件を解決するゲーム?それとも文中にあるとおり、レースをするゲーム?しかしながら、いずれにしても遊びの本質は「アドベンチャーゲームの探偵パート」的なものだと思いますので、そうするとバトンタッチというお題からは外れていくように思います。言葉だけでなくバトンタッチ自体をゲームシステムに昇華する必要があると思います。

【塩川 洋介】どんなゲームなのかわかりませんでした。アクションゲーム(?)だと思うので、ストーリー設定よりも、ゲーム性に重きを置いた説明が欲しかったです。

【横山 裕一】設定は面白そうだけど、それはあくまでゲームの入り口。肝心のゲームの面白さが何かが描かれていない

【遠藤 雅伸】自動運転でドライバーに操作を戻す部分に注目したギミック提案。バトンタッチ事故…これが起きないように注意が払われている中で、そこをゲームにしようとする姿勢は良いが、ゲームになってない気が…。

【簗瀬 洋平】設定は大仰だが、やることのスケールが小さくて残念。

【河上 京子】関係なくない?

【徳留 和人】車内爆発物が違和感です。それ以外の条件であれば推したと思います。末尾5行前まで引き込んでくれたのに、と残念に思う気持ちがあるので木製バットでフルスィングでお返ししたい気持ちになります。