レギュラーセッション

[SIGGRAPH Asia×CEDECコラボセッション] 流体の流れをデザインするポストプロセス技術の研究最前線

講演形式
レギュラーセッション
講演時間
08月25日(水) 16:10 〜 17:10
講演ルーム
第10会場
資料公開
予定なし
受講スキル

ポストプロセスで流体のアニメーションをデザインするための先端的な研究に興味のある方.

最適化問題や物理ベースの流体シミュレーションに関する知識をお持ちですと,より理解が深まると思います.

得られる知見

流体の流れをガイド,スタイル転写,コピー&ペーストする技術

流体の流れをデザインするためのポストプロセス技術に関する過去から最近の研究の概要および,その進歩の過程

セッションの内容

物理ベースのシミュレーションを使って流体のアニメーションを作るには長時間の計算とパラメータの試行錯誤的な調整が必要です.この問題に対して,流体の大まかな流れをデザインし,ディテールの追加をポストプロセスとして実行する方法が数多く研究されており,ノイズ関数の利用,制御,既存データの利用,ガイド等,様々なアプローチがあります.これらのアプローチを用いることで,流体の流れを容易にデザインでき,計算の時間も短縮できます.

本講演では,講演者がSIGGRAPH2021のTechnical Papersで発表する流体のガイド手法「Stream-Guided Smoke Simulations」について,この分野の種々の従来研究との関連も含めて,その内容をご紹介します.また,この2,3年にSIGGRAPHで発表した,ポストプロセスによる流体アニメーションのデザインに関する講演者の研究もあわせてご紹介します.

Project Page

http://nishitalab.org/user/syuhei/StreamGuidedSmoke/streamguided_smoke.html

※ 本招待セッションは、SIGGRAPH Asiaとのコラボレーション企画セッションとなります。

SIGGRAPH Asia 2021 公式サイト: https://sa2021.siggraph.org/jp/

佐藤 周平

富山大学

学術研究部工学系

助教

講演者詳細を開く >

<講演者プロフィール>

富山大学学術研究部工学系助教。2014年北海道大学大学院情報科学研究科博士後期課程修了。博士(情報科学)。(株)ユビキタスエンターテインメント、(株)ドワンゴ、プロメテック・ソフトウェア(株)を経て、2019年より現職。コンピュータグラフィックス、特に流体アニメーションの生成や編集に関する研究に従事。CEDEC2015の招待セッションにて「流体アニメーション制作を効率化する技術」のタイトルで講演。
講演者Webページ:http://nishitalab.org/user/syuhei/index.php

<受講者へのメッセージ>

私がこの数年取り組んでいるポストプロセスで流体の流れをデザイン・編集する研究について,SIGGRAPH Asia×CEDECコラボセッションということで,SIGGRAPHにて発表した研究をご紹介いたします.ぜひご聴講ください.
閉じる

共同研究・開発者

 土橋宜典(北海道大学)
Theodore Kim(Yale University)