CEDEC2025
ビジュアルアーツ分野インタビュー
ビジュアルアーツ分野 山城 拓巳
ビジュアルアーツ分野における最新の特徴を教えてください。
ビジュアルアーツ分野は、デジタルコンテンツの表現全般を広く捉え、コンピュータエンターテインメント全てにおいての新しい表現手法や制作フローを追求し、多様化していくターゲットに対応する手法を取り扱う分野となります。
視覚的要素であればゲームに限らず、アニメや映像、ストップモーションなど周辺領域からの公募も過去に実績があります。
この分野で特に求めているトピックを教えてください。
ビジュアル表現に繋がるトピックであれば幅広く求めていますが、
特に求めているトピックは近年ゲーム規模が大きくなり、それに伴い作成するアセット数が増加しています。
そのため、プロシージャル手法による、モデル・テクスチャの作成事例や大量のオブジェクトを描画するためのLOD(Level of Detail)システムの活用事例などを上げています。
CEDECでの登壇メリットについてはどう感じていますか?
登壇にはさまざまなメリットがあります。
まず、登壇の準備を通じて、自身の知識を体系的に整理することができ、不足している部分については追加の検証や調査を行うため、知識の補強につながりますし、
さらに、登壇によって多くの人の目に触れる機会が増えるため、自身や取り組みの認知度が向上する事も期待できるのではないかと考えています。
また、登壇後の質問や懇親会では、同じような課題を抱えている人やその分野に興味を持つ人と知り合える機会もあり、
思いがけない形で自分では気づいていなかった問題や、その解決方法に触れることができる可能性もあります。
ご自身の経験や過去の応募者の反応から、応募するメリットはどう感じていますか?
いざ登壇するぞ!と思い、応募の準備を進めると60分や30分などまとまった時間に話すことが求められるため、
自身の経験から話すことができる内容があるかというのは、自身の技術の棚卸しに最適ではないかなと感じます。
私自身も一度登壇させて頂いた後、業務を進める中で今やってる作業は体系的に発表できないか?という視点が加わり、自身の成長にも繋がったと実感します。
最後に、応募するか迷っている方へメッセージをお願いします。
こんなこと当然かもと思い、応募をためらうこともあるかもしれませんが、他者から見たら、非常に勉強になる事は多いです。
自分が当たり前だと思っていることが、他者にとっては新鮮な情報だったり、当たり前だと思っていたことが、他者にとっては新しい発見だったりすることもあるかもしれません。
皆やってるし...と思うことも、ぜひご応募ください!