CEDEC2025
ビジネス&プロデュース分野インタビュー
ビジネス&プロデュース分野 髙橋 誠史
ゲームデザイン分野における最新の特徴を教えてください。
ビジネス&プロデュース部門は他の分野とは少し毛色の違う「なんでもあり」な部分がありますね。募集トピックもゲームの業界やエンターテインメントコンテンツ制作の中で必要な要素の中で、毎年のトレンドに合わせて変化しています。そういった点では、今ホットなものというのを新鮮な状態で届けたり、少し未来のものを語る場としてもよい分野だと思っています。今年のテーマの「Innovating Fun」というのがまさにピッタリな分野でもあるかもしれないですね。
この分野で特に求めているトピックを教えてください。
この分野が求めるトピックは幅広いものがありますが、共通する部分としては新鮮さであったり、未踏のビジネスの話題であったり、先駆的であったりと「ファーストペンギンだ」、というものになるのではないかと思います。数あるトピックの中でも、個人的には、今年は新たに入った「LLM 関連技術のタイトル開発・業務への活用」の応募については注目しています。各社取り組みをしているかと思いますが、そうした知見が共有されて業界のレベルアップになるというのがCEDECとして期待しているところです。
CEDECでの登壇メリットについてはどう感じていますか?
やはり登壇することで多くの交流が生まれる部分だと思います。「自分と同じようなことをやってます」や「これから取り組もうと思っていまあした」というような交流は多くあります。聴講者からの質疑や指摘で新たな気付きも得られるかもしれません。そのほかに、ゲームのビジネスが大きくなったことで、ゲームの開発や業界外の知見も必要となり、ビジネス&プロデュース部門は業界外の出身の登壇者も集まるようになってきましたが、業界外の方が接点を作りに行く場としてもメリットがあるのではないかと思います。
ご自身の経験や過去の応募者の反応から、応募するメリットはどう感じていますか?
CEDECへの応募準備というのは自身の仕事を振り返り、内容をまとめるのによいきっかけになりました。きちんと準備を重ねて応募することが大切ですね。そして、発表を終えた後は、次に応募するタイミングを自身の仕事のマイルストーンとするというようなサイクルが作れるようになってくるようになるといいのでないかと思います。
最後に、応募するか迷っている方へメッセージをお願いします。
CEDECでしゃべれる内容はナマモノであり、タイミングというのが大変重要です。迷って出さないでいるうちにしゃべる機会がなくなってしまうということは大変もったいないことだと思います。テーマがあって迷われてる方は後悔しないためにもぜひ公募を!