「学園アイドルマスター」のバックエンドを支える基盤システムの仕組み
鈴木 光
- セッション分野
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ENG(エンジニアリング)
- キーワード
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GaaSサーバー
- 対象プラットフォーム
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モバイルPC
- セッション難易度
- 求められるスキル
- - 開発効率化について考えている方
- ゲームサーバのパフォーマンス最適化について興味がある方
- 仕組み作りを頑張ってみたい方 - 得られる知見
- - コードを高速に自動生成するツールの実装手法
- ゲームバックエンドにおけるシステム設計・実装のポイント
- モバイルゲームの安定運用を目指すためのノウハウ - 写真撮影 / SNS投稿
セッション内容
モバイルゲームにおけるバックエンド開発では、度重なる仕様変更に対応できる開発手法や少ない人数でミスなく運用できるフローといった、ゲームサーバの実装以外の仕組み作りが往々にして求められます。また、安定したサービスを提供するためにはシステム全体で効率的な設計・実装が必要となりますが、これらを長期にわたって担保していくのもなかなかに骨が折れることでしょう。
そこで「学園アイドルマスター」では、実装者がゲームの本質的な開発や運用効率化施策などへリソースを割けるよう、高速で使いやすい自動生成ツールを開発しました。あらゆる定義をこの自動生成ツール上で行うことでゲームサーバ実装の生成に留まらず管理ツール・開発支援システム・分析などで使われるコードにも対応し、認知負荷や工数の削減を実現しています。また、安定運用のためにはマスターデータの管理や配信、トランザクションワークロードにおけるキャッシュ戦略など、単なる実装だけでなくデータの正確性やパフォーマンスなどにも配慮した実装を行う必要がありますが、これらの実装も自動生成して基盤側で処理させることで、開発者はミスなく高品質な実装を継続的に行うことができます。
こういった仕組みを使い、どのように「学園アイドルマスター」のバックエンドを安定運用しているのか、経緯からその手法まで今後の展望も含めて紹介します。
講演者
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鈴木 光
株式会社QualiArts