NeuralPVS: 『グランツーリスモ7』におけるニューラルネットワークを用いた次世代オブジェクトカリングシステム
于 承中
内村 創
- セッション分野
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ENG(エンジニアリング)
- キーワード
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AI/MLレンダリング
- セッション難易度
- 求められるスキル
- ニューラルネットワークやレンダリングに対する興味
- 得られる知見
- - 高密度で複雑なシーンを高速に描画するためのカリング情報の事前計算手法
- 非線形問題に対してニューラルネットワークを適用する場合の実アプローチ
- 写真撮影 / SNS投稿
セッション内容
本発表では、レースゲームのリアルタイムレンダリングにおけるカリングシステムに、ニューラルネットワーク(NN)を活用した最新手法について紹介します。PS1®,PS2®,PS3®と世代を追うごとに、従来手動で編集していたカリング情報を、事前計算で自動化する手法へ移行してきました。この事前計算手法の限界を踏まえ、比較的シンプルなニューラルネットワークだけでなく、ガウス位置エンコーディング、ハッシュ化された潜在ベクトルなどのテクニックを活用することで、メモリ効率やクエリ速度を向上させました。従来手法とのベンチマークにより、CPUでの推論がGPUよりも高速である点も含め、本手法の優位性を明示します。
講演者
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于 承中
株式会社ポリフォニー・デジタル
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内村 創
株式会社ポリフォニー・デジタル