モンスターハンターワイルズにおける動的な環境変化に対応したリアルタイムグローバルイルミネーション
石原 俊明
川戸 一希
- セッション分野
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ENG(エンジニアリング)
- セッション関連分野
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VA
- キーワード
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レンダリング
- 対象プラットフォーム
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コンシューマPC
- セッション難易度
- 求められるスキル
- グローバルイルミネーションへの興味を持ったプログラマ、TA、アーティスト
- 得られる知見
- 動的な変化に対応したグローバルイルミネーションの実装及び最適化手法
実際にタイトルで活用した際の問題点とその解決法等 - 写真撮影 / SNS投稿
セッション内容
モンスターハンターワイルズでは、シームレスな時間変化や気候変動が起こり、フィールドも様々な様相を呈します。
そのような時々刻々と複雑に変化する環境に対応した、動的な間接照明を実現する機能の開発事例のご紹介となります。
本機能は、Dynamic Probe Global Illumination(DPGI)と呼称しています。
DPGIは、Two-Level Radiance Cachingで動的に配置したProbeと、Signed Distance Fields及びSurfelsを使ったソフトウェアレイトレーシングにより実現される機能です。不透明物だけではなくパーティクルエフェクトやVolumetricFogのような半透明物にも対応しているため、シーン全体で一貫した間接照明を扱う事が可能となっています。
また、鋭い鏡面成分に対してはハードウェアレイトレーシングを利用してクオリティアップを図っております。
本セッションでは、それらの各種手法や実装方法、スケーラビリティや最適化について解説し、導入にあたって直面した問題やその解決方法についても解説いたします。
講演者
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石原 俊明
株式会社カプコン
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川戸 一希
株式会社カプコン