大規模言語モデルを活用したゲーム内会話パートのスクリプト作成支援への取り組み
立福寛
- セッション分野
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ENG(エンジニアリング)
- セッション関連分野
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PRDGD
- キーワード
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AI/ML
- セッション難易度
- 求められるスキル
- ChatGPTなどの利用経験があると理解しやすいです
- 得られる知見
- 大規模言語モデルを活用して、ゲームシナリオからスクリプトの要素を自動設定するためのノウハウ
AI技術を用いた開発コストの削減方法
- 写真撮影 / SNS投稿
セッション内容
本講演では、AIを活用したゲーム内会話パートのスクリプト作成支援機能の開発事例を紹介します。従来の機械学習による手法では、開発時に大量のデータを集めて学習させる必要があり、多大な時間と労力がかかっていました。しかし、GPT-4のような大規模言語モデルを利用することで、その手間を大幅に削減できるようになりました。本講演では、ゲームシナリオから、シーンに合わせたモーション、キャラクター画像、音声といった演出要素の設定をAIで行う機能の開発事例を紹介します。推論時の計算量を調整することで精度を大幅に向上させる手法についても説明します。また、過去のシナリオが存在しない新規キャラクターへの対応など、運営型のゲームで必要となる部分についても触れます。大量のデータと学習時間が不要な手法であるため、これからゲーム開発においてAI技術の導入を検討しているエンジニア、プロジェクトマネージャーに特に役立つ内容となっています。
講演者
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立福寛
株式会社Cygames