Unityでの複数プロジェクト並行開発におけるパッケージ管理と開発手法
張 永儒
- セッション分野
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ENG(エンジニアリング)
- セッション関連分野
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PRD
- セッション難易度
- 求められるスキル
- ・Unityパッケージ開発に興味がある方
・複数のプロジェクトを並行開発してる方
・自作Unityパッケージ管理方法に興味がある方 - 得られる知見
- ・Unityパッケージ設計における重要ポイント
・NPMサーバーの運用ノウハウ
・複数プロジェクト間で共有されるパッケージの効果的な管理手法 - 写真撮影 / SNS投稿
セッション内容
この講演では、弊社が複数プロジェクトを並行して開発する中で直面した課題と、それを解決するために採用した手法を共有します。
弊社では、プロジェクト間でリソースを効率よく共有するために、パッケージ開発の体制構築とNPM(Node Package Manager)サーバーの導入を行いました。これにより、プロジェクト間での基盤リソース管理を統一しましたが、導入初期と運用初期には多くの問題が生じました。たとえば、パッケージの設計概念への理解、利用者全員の環境設置、バージョン管理や依存関係の混乱、曖昧な運用フローなどが挙げられます。
これらの課題を解決するために、運用ルールと注意点を策定し、チーム全体での浸透を徹底しました。その結果、現在ではボタン一つで開発環境を構築できる仕組みを確立しています。
パッケージの環境設置や基本概念に関する情報は既に豊富に提供されていますが、実務運用や導入プロセスに関する具体的なノウハウは依然として不足しているのが現状です。本セッションでは、実際の事例を交えながら、課題解決のプロセスと得られたノウハウを紹介します。複数プロジェクトを抱える現場で効率化を図りたい方、チーム全体の開発環境を標準化したい方に役立つ内容です。
講演者
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張 永儒
株式会社ラセングル