第7会場
8月21日(水)
11:10 〜 12:10
レギュラーセッション(60分)
シン・和音解析 裏拍でも乗っていこう -音符長窓幅を採用した新しい和音解析-
- セッション分野
- SND (サウンド)
- セッション関連分野
-
ENG
- セッション難易度
- 受講スキル
- ・デジタル信号処理に興味のあるサウンドプログラマー
・新しい楽曲解析に興味のあるサウンド製作者やその他の方々
・ゲーム内における音楽面での新しい演出や、音楽主導のゲーム企画を模索しているすべての方々 - 得られる知見
- ・4/8/16小節という、より短時間でも精度が担保できる、高精度な和音解析の手法
・コンパクトサポート(窓の両端が0である)を捨てた、新しいConstant-Q変換の手法と活用事例
・上記の技術をゲーム音楽に応用する手法 - 写真撮影 / SNS投稿
- 通訳の種類
- なし
セッション内容
・過去数年にわたりConstant-Q変換を用いた和音解析を援用した自然な曲の接続方法を研究した。
・ただ膨大な計算を行ったわりには精度に問題が出る場合があり、曲の接続が不安定になる場合が多い。
・そこで改めてConstant-Q変換による和音認識の精度に関して検証と再研究を行った。
・従前の手法では、供給サンプルは曲の最初から機械的に取得しており、始点と終点が音符区間の開始と終了位置に一致している保証はどこにもない。
・そこで音符の切れ目の正確な時刻を保証し、音符の区間分のサンプル数を供給する手法を思いつき採用した。
・さらに和音の変化が起こる際の鋭いアタックを検知するため、『逆ハニング窓』を採用した。
・上記の工夫で、より短区間でのConstant-Q変換の精度を向上させることに成功した。