第4会場
8月23日(金)
15:00 〜 16:00
レギュラーセッション(60分)
『GRANBLUE FANTASY: Relink』ソフトウェアラスタライザによる実践的なオクルージョンカリング
- セッション分野
- ENG (エンジニアリング)
- セッション関連分野
- キーワード
- レンダリング
- セッション難易度
- 対象プラットフォーム
- コンシューマ
- 受講スキル
- ・3次元の座標変換に関する知識
・CPUとGPUの大まかな仕組みに関する知識 - 得られる知見
- ・Masked Software Occlusion Cullingを導入するノウハウ
・CPUとGPUの負荷を下げるオクルージョンカリングのノウハウ - 写真撮影 / SNS投稿
- 通訳の種類
- なし
セッション内容
遮蔽されたオブジェクトのカリングに、IntelのMasked Software Occlusion Cullingを導入した事例を紹介します。本手法は、GPUのZバッファ陰面処理と似たことをCPU上で行い、メッシュの可視判定を高速に行います。階層とタイル構造を持つdepth bufferを用いることで、SIMD命令の活用と、低いメモリオーバーヘッドを実現しています。また、提供されている実装がコンパクトで、x86環境に容易に組み込むことができます。
本セッションでは、本手法の仕組みに加えて、現実的な負荷に収めるために採用した仕様や実装に関するノウハウ、そしてPlayStation 4/5上での実際の処理時間や効果について解説します。