第10会場
8月22日(木)
14:40 〜 15:40
レギュラーセッション(60分)
Roslynアナライザー: Unityでの開発環境を改善するための静的解析の仕組みの構築
- セッション分野
- ENG (エンジニアリング)
- セッション関連分野
- キーワード
- QA CI/CD
- セッション難易度
- 受講スキル
- - Unityプロジェクトへのバグの混入を静的解析を用いて未然に防ぎたい方
- フロー解析を使って構文解析では不可能な静的解析をしてみたい方、興味がある方
- 静的解析の解析結果を使って開発効率を上げたい方
- 得られる知見
- - 静的解析で必要となる構文解析やフロー解析の概要
- Roslynアナライザーを使った独自の解析器の実装方法および実装例
- Unityプロジェクトに効率的にRoslynアナライザーを導入する方法
- Unityプロジェクトに組み込んだアナライザーの解析結果の収集方法および利用方法
- 写真撮影 / SNS投稿
- 通訳の種類
- なし
セッション内容
静的解析は、バグの原因となる箇所を早期に発見し、コードの品質を向上させるための有効な手段です。本発表では、C#のコード解析用APIを持つRoslynアナライザーを用いた静的解析の実装方法について解説します。構文解析とフロー解析の具体的な例を示し、DeNAで作成したLinterレベルに留まらない独自のコード検査ルールを紹介します。また、RoslynアナライザーをUnityプロジェクトに導入する方法と、解析結果を効率的に収集・フィードバックする仕組みについて説明します。収集した解析結果をもとに、コードの品質を継続的に改善するためのアクションについても議論します。