第10会場
8月22日(木)
09:30 〜 10:30
レギュラーセッション(60分)
モバイルにも使える軽量な構造を持つ仮想化ジオメトリシステムの設計と実装について
- セッション分野
- ENG (エンジニアリング)
- セッション関連分野
- キーワード
- レンダリング
- セッション難易度
- 受講スキル
- 近年発展しているメッシュレンダリングと描画パイプラインについて興味のある方。
グラフィックス分野におけるインダイレクト描画、インスタンス描画、GPU駆動レンダリングについて経験のある方。 - 得られる知見
- モバイルにも応用できるGPU駆動レンダリングに関する知見
・LOD判定とカリングの処理をより軽くするためのメッシュクラスター構造
・頂点の再利用とキャッシュを優先するDrawIndexedIndirectを活用した描画パイプライン
・メッシュストリーミングにおけるI/O遅延の対策
・マテリアル単位の大規模なインダイレクト描画の扱い
・メモリ消費と処理速度のトレードオフ - 写真撮影 / SNS投稿
- 通訳の種類
- なし
セッション内容
本セッションでは、革新的な描画手法として現在高く注目されている仮想化ジオメトリシステムの設計と実装について紹介します。
圧縮されたメッシュのストリーミング、GPUで行うカリングとLOD判定、そしてインダイレクト描画命令によるメッシュクラスターレンダリングを組み合わせたシステムは「仮想化ジオメトリ」として一般的に定義されています。このようなシステムは構造が複雑で、PCやハイエンドコンソールに限られた手法として認識されています。
この技術をよりたくさんの開発者とユーザーの手に届けるために、よりフィデリティの低いプラットフォームとコンテンツに合う比較的ライトウエイトな仮想化ジオメトリシステムを提案します。そこで、他のシステムの事例と少し異なるアプローチを取った実装ポイントをいくつか紹介します。