第2会場
8月22日(木)
16:20 〜 17:20
レギュラーセッション(60分)
ゲームUXコミュニティに見る「人類共通の脳機能」とゲームデザインへの応用
- セッション分野
- ゲームデザイン(GD)
- セッション関連分野
-
AC
- キーワード
- UX
- セッション難易度
- 受講スキル
- 基礎概念についての知識は必要ありません.ゲーム開発者コミュニティに関してGDCやウィル・ライトに言及するので,それらの事例についての知識があるとより理解が進みます.
- 得られる知見
- ゲームUX研究・ゲームユーザ研究を通じて,研究から開発現場そして教科書へとゲーム開発が進化する過程を理解できる.
ゲームデザイン要素を人類共通の脳機能から見直すことができる. - 写真撮影 / SNS投稿
- 通訳の種類
- なし
セッション内容
北米のゲーム開発者コミュニティで,近年もっとも成長しているのがゲームUXコミュニティです.この背景には世界的なゲーム開発者教育の高度化があります.従来のゲームデザイン教育(古今東西のゲームデザイン要素を集成・分類し,共通言語として学ぶ)に加えて,人類がこれまで獲得してきた脳機能を応用してユーザー(プレイヤーやオーディエンス)の心を動かす研究が進んでいます.そしてゲームUXコミュニティの成長は,ゲームUXが研究教育の段階から組織や職種を超えて共有される段階へと進んでいることを示しています.
本講演では,講演者が国内大学で使ってきたゲームデザイン教科書および演者が監訳した『はじめて学ぶ ビデオゲームの心理学』をもとに,緊張と弛緩,記憶や期待値,意識と潜在意識,自然現象のモデル化,ワーキングメモリといった人類共通の機能をゲーム開発者がどのように活用してきたかを紹介します.