受講スキル | ゲームプログラミングと剛体シミュレーションに関する基礎知識 |
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受講者が得られる | コリジョン抜けの発生する原因と、その対策 |
セッションの内容
物理シミュレーションによる挙動計算を活用するような3Dゲームでは、離散的なステップで時間を進めていくため、常にコリジョン抜けの問題がつきまといます。ボールが床を突き抜けたり、キャラクターの手足が壁に突き刺さったり、と不自然な現象が起こるだけでなく、何も対処しないと必要なアイテムが取れなくなり、最悪のケースではゲームが進行不可能になる恐れがあります。本セッションでは、コリジョン抜けの発生する原因の解説とその対策方法として、比較的低コストで実用的と思われる手法を紹介します。
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松生 裕史
ソニー・コンピュータエンタテインメント
第1事業部ソフト開発部
主に、内製物理シミュレーションライブラリの開発とゲーム制作のサポート業務に従事しています。
過去、CEDECでは2009年に「ゲーム物理の扱い方」の講演を担当、2010年からは例年、「ゲーム開発マニアックス(物理シミュレーション編) 」のパネリストとして参加しています。書籍は「Game Physics Pearls」(A K Peters Ltd.)の第3章、「ゲーム制作者のための物理シミュレーション 剛体編」(インプレスジャパン)の執筆を担当しました。