レギュラーセッション

ブロックチェーンゲームのサステナビリティ: 持続可能な経済への道

講演形式
レギュラーセッション
講演時間
08月24日(木) 10:00 〜 11:00
講演ルーム
第1会場
受講スキル

ブロックチェーンゲームの開発を行っている方

ブロックチェーンゲームの運営経験がある方

ブロックチェーンゲームのゲーム設計を行っている方

得られる知見

このセッションでは、ブロックチェーンゲームの経済設計に関する洞察を提供し、持続可能な経済と非持続的な経済の特徴や違いを明らかにします。重要な要素や持続可能な経済設計を実現する方法についても考察します。

複数の具体例を基に、ブロックチェーンゲームのゲーム設計に関する貴重な知見が得られることで、参加者は持続可能なブロックチェーンゲーム開発のための戦略を構築する上での有益な情報を獲得できます。

セッションの内容

最近のブロックチェーンゲーム業界では、「持続可能な経済の構築」が大きな関心事となっています。本セッションでは、なぜ持続可能な経済が重要であるのか、歴史的背景、現在の課題、根本的な問題、および具体的な解決策について幅広く解説します。

プラチナエッグ株式会社は、これまでに10本以上のブロックチェーンゲームの開発と運用を手掛けており、ゲーム設計や経済設計が最も困難な部分であると考えています。ブロックチェーンゲームが登場して約5年が経過し、どのようなゲームが持続可能で、どのようなゲームが持続できないのかについての議論を展開します。

竹村 也哉

株式会社プラチナエッグ

代表取締役

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<講演者プロフィール>

株式会社プラチナエッグ 代表取締役
会社設立前からの経歴を含め、30年弱のゲーム開発経験と, ブロックチェーンゲームに関しては6年の開発経験がある。
株式会社プラチナエッグでは10本以上のブロックチェーンゲームプロジェクトを開発・運営の実績があり、日本国内ではトップレベルにブロックチェーンゲーム開発の経験を持つ。

CEDECでも過去三回(CEDEC2019, CEDEC2021, CEDEC2022) ブロックチェーンゲームに関しての登壇を行っており、ブロックチェーンゲーム開発の知見の公開と普及に努めている

エンジニア、ディレクター、ゲームデザイナー、プロデューサー、プロジェクトマネージャー、BizDev等の職種を行っている。

国内外のブロックチェーンプロジェクトやファウンダーとも提携してプロジェクトを進めている、Web3ゲームの開発と、既存のゲーム開発の両方を理解する数少ない日本人である。

趣味は温泉と自転車と食べ歩き等

<受講者へのメッセージ>

全ての熱血を持つゲームデザイナーたちへ、耳を貸してほしい。君たちの情熱が、今こそ試される時が来ているのだ!

ブロックチェーンゲーム開発の舞台で、真剣に名を刻もうとする君たちに、訴えたいことがある。さまざまな場で言っているが、本当に難しいのは、プログラムやスマートコントラクトなどの技術的側面ではない。それはゲームデザインそのものだと信じている。それも、ゲームと経済の一体化、ゲームサイクルと経済循環を如何にうまく絡めるか、その技巧と洞察こそが問われているのだ。

ソーシャルゲームにおけるガチャ、ブロックチェーンゲームにおけるX2Earn等の形式、これらはある程度確立されたが、ブロックチェーンゲームは未だ過渡期にある。新たなステージ、その結界を君たちはどう切り開くのか?

Web3の世界では、GameFiがマスアダプションに重要だと認識されている。その持続性についても、世界中で熱い議論が交わされている。だが、ただ単に持続可能な経済を作り上げるだけでは、事は済まない。そこには、Web3とゲームの両方を理解して初めて見える課題が潜んでいる。

しかし、その課題を解決できるのは、Web3とゲームの両方を理解している君たちだけなのだ。困難なルートだと知りながらも、情熱と知的好奇心を持って新たなフィールドを開拓する勇者となるか。

Web3ゲームは、日本が今後有利に戦える数少ないフィールドになる可能性がある。全てのゲーム開発者たちが、Web3ゲーム開発への興味を持ち、共に戦ってくれることを、私は心から願っている。君たちの勇気と決意が、新たな世界を創り出す未来へと私たちを導くのだ。
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