子供向けワークショップやプログラミング教育などに取り組んでいる/興味があるという方であれば、どなたにでも参考になる内容です。
「デジタルからくり装置作りワークショップ」の教材をOSSで提供しているので、本セッションで「デジタルからくり装置作りワークショップ」について理解を深めることで、実際に子供向けワークショップを実施できます。
特定の技術の使い方からワークショップを組み立てるのではなく、文部科学省の取り組みなども踏まえて、この領域を俯瞰する視点を得ることができます。
IGDA日本 SIG for NextGenerationは2016年度から2022年度まで全国12ヶ所で小中学生を主な対象とした「デジタルからくり装置作りワークショップ」を開催してきました。
このワークショップの特色の1つに、Unityとバージョン管理ツールを組み合わせ、参加者みんなで1つの作品を作るという「コンピュータネットワークを活用した共同制作体験」の提供があります。デジタルな作品作りやプログラミングを扱ったワークショップの多くは参加者が個々に取り組む方式ですが、年少の参加者が成長してネットがあたりまえの社会に生きていくことを考えると、このワークショップの「コンピュータネットワークを活用した共同制作体験」という特色の持つ意味は大きいと感じています。
本セッションでは、「デジタルからくり装置作りワークショップ」の経緯や特徴を、文部科学省などの取り組みとの関連も踏まえて整理し、講演者らの経験から得られた知見を共有します。
また、こうした取り組みを行っている方、やってみたいと考えている方と、議論や情報交換するキッカケにできればと考えています。