インタラクティブセッション

【日テレ×KMD】五感を伝送する体験型メディア技術「Floating Pixels」「PokoSheet」

講演形式
インタラクティブセッション
講演ルーム
受講スキル

・特になし

得られる知見

・デジタル世界と実世界をつなぐ、新たなインターフェースの開発手法

・企業とアカデミアの共同研究手法・プロセス

セッションの内容

日本テレビと慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科Future Craftsチームは、「五感を伝送する体験型メディア技術の研究開発」というテーマで共同研究を実施しております。今回は、下記2つの成果物を展示します。

【Floating Pixels】実体のあるピクセルが、集合・拡散することで情報を表示します。磁性を持つピクセルは、水面を浮遊して、磁力により集合して成形します。これまでの画面の中に留まっていたピクセルは、実体化することで、実世界に溶け込み、人と直接触れる対話を実現することができます。リビング空間に溶け込む新たなメディア体験の在り方を是非お楽しみください。

【PokoSheet】これまでのスマートフォンやテレビモニタの画面に、柔軟なシートを貼り付けることで、コンテンツに立体感を与え、実際に触ることができます。ポンプ制御により、画面の中の生物の躍動を感じることができたり、五感を刺激する映像体験を提供します。将来的には、テレビ自身がポコポコ動いたり、住生活の新しい空間づくりに繋がるかもしれないですね。

久野 崇文

日本テレビホールディングス

経営戦略局R&Dラボ

副主任

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<講演者プロフィール>

2010年日本テレビ放送網(株)入社。制作技術部門でビデオエンジニア・テクニカルディレクターとして、スタジオ番組、箱根駅伝などの移動中継車、五輪やW杯などを担当。その後、技術開発部にてソフトウェアベースプロダクションの研究開発を行う。現在所属するR&Dラボでは、五感伝送をテーマにしたフィジカルメディアの研究をはじめとして、宇宙ビジネスからファッションまで、幅広い領域の調査・研究を担当。

<受講者へのメッセージ>

近年はゲーム用の技術が放送業界で使われたり、放送用の伝送技術がメディアアートで使われたりと、いわゆる「越境」が加速しています。各分野の壁が溶けて混ざり合う状況は、技術だけではなく、あらゆる領域で起きていると感じます。関係なさそうに見える分野とのコラボレーションが、新しい価値を生み出す時代。皆様と我々との掛け算で、新しいものをつくりませんか。
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