基調講演

基調講演

招待 KN

「物語の力」

日時 
9月2日(火) 09:45~11:05
形式 
基調講演
セッションの内容

なぜ人は物語を求めるのでしょうか。架空のできごとを、なぜリアルと感じるのでしょうか。古来、多くの人々が物語を研究し、様々なかたちで活用してきました。政治や外交、裁判での訴えや弁論、臨床心理学や広告の手法などにも、物語の力は深く関わっています。
そもそも物語とはなんであるか、どんな時代にどのように求められてきたか、これから求められる物語はどんなものになると予想されるか、といったことを、広汎にざっくばらんに、「ものがたり」したいと思います。

講師プロフィール

  • 冲方 丁

    冲方 丁

    作家

    1977年岐阜県生まれ。
    96年、大学在学中に「黒い季節」で第1回スニーカー大賞金賞を受賞しデビュー。
    以後、小説を刊行しつつ、ゲーム、コミック原作、アニメ制作と活動の場を広げ、複数のメディアを横断するクリエイターとして独自の地位を確立する。
    03年「マルドゥック・スクランブル」で第24回日本SF大賞を受賞。
    10年に刊行した初の時代小説「天地明察」で2010年本屋大賞、11年大学読書人大賞、第31回吉川英治文学新人賞、第7回北東文芸賞、第4回舟橋聖一文学賞を受賞し5冠を達成。
    12年に「光國伝」で山田風太郎賞を受賞。
    他の著書に「ばいばい、アース」「シュピーゲル」シリーズなど多数。
    13年公開のアニメーション作品『攻殻機動隊ARISE』ではシリーズ構成と脚本を手がける。
    最新作は新聞七紙で連載され13年11月に刊行された『はなとゆめ』。