オンライン・ネットワーク

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招待 NW  

SECCON x CEDEC CHALLENGE 表彰式 / 今昔ハッカー対談

日時 
9月4日(木) 17:50~18:50
形式 
CEDEC CHALLENGE
受講スキル

セキュリティに興味を持っている方
ゲーム開発者、もしくはこれから開発する予定のある方
レトロゲームに思い入れのある方

受講者が得られるであろう知見

日本におけるマイコンの歴史
ハッカーは何に興味を持ち育ってきたのか

セッションの内容

 ハッカーは何に興味を持ち,どのような思考や試行を経てハッカーと呼ばれるようになったのか?もしかするとその答えの1つが「ゲームセンターあらし」「こんにちわマイコン」など,ゲーム少年やマイコン少年に多大なる影響を及ぼした作品と読み手の関係にあるのではないだろうか?
 SECCON x CEDEC CHALLENGE 表彰式では,特別審査員として漫画ゲームセンターあらし作者すがやみつる先生をスペシャルゲストとしてお招きするとともに,アセンブラ短歌など新しい日本のハッカー文化を発信し続ける坂井弘亮氏に登壇いただき,レトロゲーム時代を描いたマンガの描き手と読み手という立場からそれぞれの意見をぶつけあい,過去その時に受けた体験が今現在どのように影響しているのか,という話まで踏み込むパネルトークを実施します.…今昔ハッカー対談,ここに実現!

講師プロフィール

  • 竹迫 良範

    竹迫 良範

    サイボウズ・ラボ株式会社

    SECCON実行委員長

    1977年生まれ。はじめて触ったコンピュータは富士通FM TOWNSの32bit世代。広島市立大学在学中に日本語検索エンジンNamazu for Win32の開発に携わり、2005年よりサイボウズ・ラボ株式会社に入社。Shibuya.pm 2代目リーダー。2006年よりセキュリティキャンプの講師として人材育成に携わる。SC 22/ECMAScript Ad HocにてISO/IEC 16262:2011の国際標準化活動に従事し、2013年からSC 22/C#, CLI, スクリプト系言語SG エキスパート。海外講演 HITCON 2011「Disassemble Flash Lite 3.0 SWF File」など。主な著書として、ECMA-262 Edition 5.1を読む(秀和システム)などがある。受賞歴:2008年 Microsoft MVPアワード Developer Security、2013年 情報処理学会 山内奨励賞「x86 JITコンパイラ上で任意のコードを実行する方法」、CSS2013/MWS2013 CSS×2.0一等星

    《講師からのメッセージ》

    サイバー攻撃やマルウェア感染など、日本国内において情報セキュリティを脅かす事件が相次いで発生しており、それに対抗できる優秀な情報セキュリティ技術者の育成とスキルの高度化が不可欠となっています。欧米やアジア地域等のICT先進国においては、多様な人材を掘り起こすための様々なコンテストが実施されていますが、情報セキュリティの分野において日本は遅れをとっていました。2012年より組織されたSECCON実行委員会では多くの方の協力を得ながら多種多様なセキュリティコンテストを実施し、デジタルネイティブ世代の新たな情報セキュリティ人材の育成・発掘を試みています。昨年に引き続きCEDEC CHALLENGEという形でSECCONの横浜大会を共催し、ゲーム開発者を長年悩ましている不正コピー対策やオンラインゲームのチート行為対策ができる新たな人材の発掘・育成にチャレンジして参ります。

  • 宮本 久仁男

    宮本 久仁男

    NTTデータ / 情報セキュリティ大学院大学

    NTTDATA-CERT / -

    シニアエキスパート / 客員研究員

    1991年 NTTデータ入社,研究開発,技術支援,セキュリティ関連業務を経て,現在はNTTDATA-CERT所属.
    2011年 情報セキュリティ大学院大学 博士後期課程終了,博士(情報学).
    2014年 技術士(情報工学部門)登録.
    Microsoft MVP for Enterprise Security.
    セキュリティ・キャンプ実行委員,講師WG主査.
    ネットワークやセキュリティ関連書籍の執筆/監訳多数.

    …実はゲームで遊び始めてから約40年経過する、ロートルゲーマーとしての面も持つ。そして小学生の時にアマチュア無線に興味を持ち、免許を取りつつ電気電子工作にいそしんだ過去もあり、技術者として正しい道を歩んできたと自負する。
    ゲームセンターあらしは当然連載当時の愛読マンガ、すがやみつる先生の当時の著作は(なぜか)大半読んでた感。
    インベーダーのレインボー、パックマン鍵の5面、ゼビウス1000万点は当時のたしなみとして修得。ゲーム電卓はプレイしすぎて筋違えるくらいの勢い。
    最近はめっきり音ゲーとアセンブラ短歌三昧(理由:うまくてもそうでなくても短時間で終わるから)。

  • 坂井 弘亮

    坂井 弘亮

    SECCON実行委員

    幼少の頃よりプログラミングに親しみ,PC-8001mkIIにより多数のゲームを制作.ボンバーマンがやりたくてしょうがなく自作し,Z80の機械語を覚える.中学生時代はテトリスがやりたくてしょうがなく,PC-9801VXで自作する.現在は組込みOS自作,アセンブラ解析,イベントへの出展やセミナーでの発表などで活動中.
    小学生時代の愛読書はゲームセンターあらし.練習した技は炎のコマ,エレクトリックサンダー,真空ハリケーン撃ち,グレートタイフーン,水魚のポーズ.(うち,水魚のポーズのみ体得)
    ゼビウス1000万点プレイヤー.テトリス100万点プレイヤー.グラディウスは5周目まで.
    セキュリティ&プログラミングキャンプ(現セキュリティ・キャンプ)講師(2010年〜)
    アセンブラ短歌 五歌仙のひとり(白樺派)
    技術士(情報工学部門)

  • すがやみつる

    すがやみつる

    京都精華大学

    マンガ学部マンガ学科

    キャラクターデザインコース専任教員

    日本の漫画家、漫画原作者、小説家、京都精華大学教授。代表作は「仮面ライダー」「ひみつ指令マシン刑事999」「ラジコン探偵団」「ラジコンカー大事典」「ゲームセンターあらし」「こんにちはマイコン」「マイコン電児ラン」「コミック版ハム問題集」「パソコン通信で英語がわかった―35歳からの英語・国際パソコン通信体験」など。
    何事も徹底的に取り組む、日本におけるGeekの走りともいえる存在。