CEDECゲーム開発技術ロードマップ

CEDEC運営委員会では、ゲーム開発に関わる様々な技術における最新動向と、近い将来に活用される可能性のある技術等を編さんした「CEDECゲーム開発技術ロードマップ」を2009年から毎年公開しています。
CEDECでのセッションの傾向などから、近い将来のゲーム開発において重要と思われる技術テーマを選び出し、簡潔かつ判りやすく表現することで、概要をいち早く理解し、調査、研究、議論に活用できる内容となっています。

  1. 目的

    ゲーム開発に関わる様々な技術における最新の動向と、近い将来に活用される可能性のある内容をロードマップとして紹介し、
    ゲーム開発者、関連する業界者、研究者の活動指針として役立てる。

  2. 概要

    ゲーム開発ロードマップは、CEDECの開発関連ジャンルごとに設ける(今後必要に応じて見直す)。
    CESA技術委員会およびCEDEC運営委員会にて協議して作成する。
    ターゲット層は、ゲーム開発に関わる者、関連業界に従事する者、関連するアカデミック分野の研究者または学生とする。
    毎年1回発表し、継続的に情報を提供する。

  3. 表記

    表記にあたっては可読性、および改訂の継続のしやすさを重視する。すなわち、網羅的な技術解説をするのではなく、重要度の高いトピックに絞り、そのトピックを簡略に表記する。1ジャンルあたりA4用紙1枚程度を原則とする。
    読み手が本ロードマップに書かれている概要を理解し、詳細については自発的に調べ、勉強あるいは議論することを想定する。

CEDECゲーム開発技術
ロードマップ2023年度版
抄訳見出し

エンジニアリング分野 抄訳

  • 一般

  • コンピュータグラフィックス

  • AI

  • アニメーション

  • シミュレーション

  • ネットワーク

  • 新ハードウェアへの対応

プロダクション分野 抄訳

  • プロジェクト・ピープルマネジメント(プロジェクトおよび人のマネジ メント)

  • QA

  • ワークフロー

  • ナレッジマネジメント

ビジュアルアーツ分野 抄訳

  • グラフィックス周辺環境、課題

  • グラフィックス、アニメーション

  • パイプライン、ワークフロー

サウンド分野 抄訳

  • 音響効果(音楽・効果音・音声・ミキシング等の技術・知識を用いた演出表現)

  • 信号処理技術(音響表現の向上と開発効率化を両立させるための DSP/シンセサイズ・波形生成・合成・解析など)

  • 空間音響処理技術(音の伝搬、3D オーディオなど)

  • 開発ツール・オーサリング環境

ゲームデザイン分野 抄訳

  • ゲームシステム

  • 生産性と品質の向上

  • 気にしなければいけない周辺技術