ホーム >CEDEC AWARDS > CEDEC AWARDS 2009 各部門賞発表!
プログラミング・開発環境
リアルタイム変形コリジョンと、優れた描画表現技術。
「ワンダと巨像」プログラミングチーム
(株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント)
選考理由 |
リアルタイム変形コリジョンの実現技術は、巨像によじ登り、必死でしがみつくというゲームメカニクスの核となっている。優れた技術が、新しいゲームデザインに結び付いた好例として挙げたい。また、前作の「ICO」においても空気感を感じさせる素晴らしい描画を実現していたが、本作では更にこれが進化するとともに、ファーの表現なども実現している。
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ビジュアルアーツ
独創的な「墨絵」表現のゲーム応用
「大神」アーティスト、及びテクニカルアーティスト
(株式会社カプコン)
選考理由 |
発売から数年たった今でもまったく色褪せた感じを受けない「墨絵」的な表現を使用した独創的な映像表現を実現。また、その独特のタッチを、いわゆるトゥーンシェーダーによらない独自の技法を用いて実現した。ゲームにおけるビジュアルワークの存在感と可能性を再認識させた。
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ゲームデザイン
友人同士の協力プレイを活かしたゲームデザイン
「モンスターハンターポータブル」開発チーム
(株式会社カプコン)
選考理由 |
武器や装備の的確なパラメータバランス、操作の修練、そして、協力プレイ時の声を掛け合っての戦略構築や、他プレイヤーからのアドバイスなど、一か所に集まった友人同士のコミュニケーションの楽しさという要素を、総合的に高いレベルのゲームデザインとしてまとめ上げた。
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サウンド
丁寧な作り込みにより、「音ゲー」を、「リズムゲーム」という新たなステージに昇華させた
「リズム天国ゴールド」開発チーム
(任天堂株式会社)
選考理由 |
シンプルなアイディアと丁寧な作りこみで前作からゲーム性を昇華させ、幅広いお客様が楽しめる音楽ゲームを実現している。ポピュラー音楽のヒットメーカーの才をゲームデザインに活かし、サウンド表現とゲーム内ギミックの連携も絶妙で、「リズムに乗る」という本能的な気持ち良さとユーザー操作とが直結されるよう音色選びまで拘り抜かれ、サウンドがゲームデザインの重要な要素として活かされている。
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ネットワーク
ネットワーク上での新しい楽しみ方の実現
「ニコニコ動画」開発チーム
(株式会社ニワンゴ)
選考理由 |
いわゆる「ゲーム」とは異なるが、ネットワーク上でお客様同士がコンテンツを提供しあったり、それらとインタラクションを行うのは、広義のゲームであるのでノミネーションする。新しい楽しみ方の提供のみならず、バックエンド技術の積極公開など、業界への貢献を行っている。
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著述賞
平山 尚氏
(株式会社セガ AM R&D2)
選考理由 |
「ゲームプログラマになる前に覚えておきたい技術」は、日本のゲーム開発現場第一線で働く方が書いた草分け的な技術書である。
今後も、このような動きが活発化する事を願って選出した。 |
石田 晴久氏(故人)
選考理由 |
「プログラミング言語C」邦訳版他多数の著述により、ゲームのみならず日本のソフトウェア産業全体に多大なる貢献をした。 |
特別賞
堀井 雄二氏
(ゲームデザイナー)
選考理由 |
コンソールゲーム黎明期から、現在に至るまでゲーム開発に関わり、 特に「ドラゴンクエスト」シリーズにおいてRPGのゲームデザインの基礎を確立した。 |
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