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RT テレビゲームのレーティングを開発者はどう考えるべきか
9月11日(木) 10:40〜12:00
■セッション概要
受講レベル 初級
受講スキル なし
セッション内容 このセッションでは、テレビゲームが社会にどのように受け入れられているのかを考えることで、ゲーム開発の現場にとってどのような表現が社会に受け入れられるのか、また、社会との摩擦を避けながら、ゲーム開発者の創造性を活かす方向性について議論する。

議論は以下の調査報告書を土台にして行う。
8月7日に、コンピュータエンターテインメントレーティング機構(CERO)から「テレビゲームとレーティングの社会受容に関する調査報告書」が発売された。これは、CEROから委託を受けた「ゲームレーティング研究会」が平成19年度に行った、レーティングや取り組みの改善に資するために、テレビゲームの表現や、現行レーティングの社会的受容の状況によって行った調査の結果をまとめた、国内初めての調査である。
5種類の調査結果から、以下の9つの提言が行われている。
(1)CEROのレーティングに関する周知活動を行う
(2)CEROマークのわかりやすさを追求する
(3)審査基準や判定基準に関する情報公開を進める
(4)審査基準の厳しさを緩和することについて前向きに検討する
(5)D区分を廃止するなど現在の区分の見直しを検討する
(6)幼児用の年齢区分を新設する
(7)審査方法の改善を検討する
(8)新しいメディアのレーティングに取り組む
(9)CESAや流通業界が行う自主規制活動を促す。

プレスリリース全文(CERO)
http://www.cero.gr.jp/news/080801.pdf

■講師プロフィール
渋谷 明子

慶應義塾大学
メディアコミュニケーション研究所
研究員
テレビゲーム研究会「テレビゲームとレーティングの社会的受容に関する調査報告書」メンバー。多数のユーザーの生の声をとりまとめた第3章「ゲームユーザーおよび青少年保護者へのグループインタビュー調査」の執筆を担当。
「テレビゲームの暴力描写が攻撃行動に及ぼす影響」をテーマに研究を続けている。
(モデレータ) 新 清士

国際ゲーム開発者協会日本(IGDA日本)
代表
1970年生まれ。慶應義塾大学商学部及び環境情報学部卒。ゲーム会社で営業、企画職を経験後、ゲームジャーナリストに。
ゲーム開発者を対象とした国際NPO、国際ゲーム開発者協会日本(IGDA日本)代表。東京大学ゲーム研究プロジェクト共同代表。
他に、立命館大学大学院政策科学研究科講師。デジタルエンタテイメントアカデミー講師。
著書に『「侍」はこうして作られた』(新紀元社)。最近の原稿に「オンラインゲームの歴史・分類」(『2005オンラインゲーム白書』メディアクリエイト)

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