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行政、広報、ゲームの「今」—無料ゲームアプリ「自衛隊コレクション」はどのように企画・開発されたか?—

日時 : 8月25日(木) 10:30~11:00
会場 : R315
形式 : ショートセッション
プラットフォーム : モバイル
難易度 : 中辛(この分野の初心者へ)
写真撮影 :
SNS公開 :
受講スキル
ゲームや広告コンテンツの開発・営業経験のある方、産官連携の企画をお考えの方、あるいはシリアス・ゲーム研究をこころざす方
受講者が
得られるで
あろう知見
行政広報におけるゲーム企画・制作の範例、公募・発注する省庁側の事情、応募・受注する際に競合他社との差別化を図るためのポイント

セッションの内容
本発表は2015年に公開された防衛省の広報ゲームアプリ「自衛隊コレクション」に着目し、その企画・制作過程を取材した成果、および日本の省庁におけるアドバ(広告)ゲームの近況を解説する。

ゲームは21世紀になってエンターテイメントだけでなく公共団体の広報も担ってきている。本発表はそうした産官連携の事業、シリアス・ゲームの新領域にご興味ある皆さまに向けて行うものである。

発表では本事業の概要を公文書と関係者へのヒアリングで得られた情報をもとに明らかにする。その上で官公庁をクライアントとした受注業務を行ううえで陥りやすいウィークポイントなどについて解説する。

◆参考:自衛隊コレクション(Jコレ):自衛官募集ホームページ:防衛省・自衛隊::http://www.mod.go.jp/gsdf/jieikanbosyu/jcollection/

講演者プロフィール

蔵原大

蔵原大
東京電機大学
理工学部情報システムデザイン学系
非常勤講師
【略 歴】:
独立行政法人国立公文書館 アジア歴史資料センター(2003~2011年)
東京大学大気海洋研究所学術支援専門職員(2011~2014年)
株式会社分析広報研究所嘱託職員(2014~2015年)
東京電機大学理工学部情報システムデザイン学系非常勤講師(2015年~現職)

【執筆書籍】(代表例):
●著書:
(共著)『世界史プレゼンテーション』社会評論社, 2013年
(共著)『ゲームクリエイターが知るべき97のこと(2)—97 Things Every Game Creator Should Know #2』株式会社オライリー・ジャパン.2013年
●査読つき論文:
(連名)「市民参加のためのシリアスゲーム:「行政広報ゲーム」の可能性」東京富士大学総合研究所編『Fuji business review : フジ・ビジネス・レビュー 特集—経営とゲーミフィケーション』(第5号, 2013年3月). 東京富士大学総合研究所
(単独)「戦略学「教育」の新潮流:紛争シミュレーション教育の理論・実践・政治的利用に関する考察」戦略研究学会編.『戦略研究』(第9号、2011年). 芙蓉書房
(単独)「二十世紀のウォーゲーミング(図上演習の方法論)に関する歴史」戦略研究学会編.『年報—戦略研究 二十世紀の戦争』(第6号、2009年)など

【過去講演】(代表例):
(連名)Archiving Games for Governmental Public Relations – Digital Official Documents and Web Contents of the Government on Game Archives -(失われた「行政広報ゲーム」—ゲーム・アーカイブにおけるデジタル公文書とウェブコンテンツ—)International Conference on Japan Game Studies 2013(国際日本ゲーム研究カンファレンス2013). 立命館大学ゲーム研究センター.
(連名)「デジタルコンテンツのアーカイブ化の現在とその課題—文化政策論の視座から」日本アーカイブズ学会2012年度大会. 学習院大学.
(単独)「ウォーゲーミングとその政治的利用—デジタル化による新領域開拓の実態—」日本デジタルゲーム学会(DiGRA Japan)2011年度次大会. 立命館大学.
《講演者からのメッセージ》

皆さま

今回講演のテーマ「自衛隊コレクション」は、防衛省さまで2015年から無料公開されているスマホゲームです。
私たちの講演では、この防衛省公開のゲームがどのように企画・公募・開発されたのか、そのプロセスについて政府公文書および担当者へのインタビュー結果を踏まえてご説明いたします。

私たちがプレイするゲームは、基本的には自分の楽しみのためにプレイされるわけですが、コンテンツとしてのゲームの中には「パブリック」(公共)に属するものもあります。昨今ウェブで有名になっている財務省さまの「予算編成ゲーム」もそれですが、じつは国民の税金で制作・運営されているゲームはまだまだ沢山あるのです。

パブリックなゲーム(あるいは一種のシリアス・ゲーム)の企画競争、開発、運営にご関心ある方々であれば、私たちの講演はお役に立つのではと考えております。

それでは当日お越しいただけますと幸いです。

小野憲史

小野憲史
ゲームジャーナリスト
関西大学社会学部卒。「ゲーム批評」編集長などを経て2000年よりフリーのゲームジャーナリスト。2012年よりNPO法人IGDA日本理事長に就任。著書・編書に「ゲーム開発者が知るべき97のこと②」などがある。
《講演者からのメッセージ》

ゲームの領域がどんどん拡大している中で、ユニークな事例報告ができることになりました。
普段なかなか得られない知見だと思いますので、ぜひご参加ください。

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