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CEDEC CHALLENGE

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※CEDEC CHALLENGEには、エキスポパスを含むすべての受講パスで参加可能です。






超早碁九路盤[ちょう はやご きゅうろばん]AI対決 実施要綱

※超早碁九路盤[ちょう はやご きゅうろばん]AI対決参加受付は終了しました。

CEDEC 2011では、昨年に引き続き「CEDEC CHALLENGE」と題して、各種コンペティション企画を実施します。プログラミング分野の「CEDEC CHALLENGE」は、これも昨年に続きコンピュータ囲碁を題材とし、囲碁AI (人工知能) プログラム同士の対局を行います。AIプログラムは、広く一般から募集します。狙いは、このコンペティションを通して、ビデオゲームなどコンピュータエンターテインメント開発に係る技術力向上、及び人材発掘を促進する事にあります。

昨年CEDEC 2010の結果を http://cedec.cesa.or.jp/2010/event/challenge/ai/entry.html でご覧いただけますので、以下の説明と併せてご参照ください。

実施要綱

2011/9/6(火) から 9/8(木) まで、パシフィコ横浜で開催されるCEDEC 2011会場にて、予選と決勝戦を行います。決勝戦は、予選を勝ち抜いた上位4プログラムによるトーナメント方式で行います。優勝プログラムは、プロ棋士とのエキシビションマッチを行います。エントリーされたプログラムのソースコードを含む一式は、CEDECが提供するサーバーにより一般公開します。

ルール概要

対局は、一台のPC上で対局ソフトGoGui に2つの囲碁AIプログラムをエントリーして自動対戦させます。そこで、プログラムに要求される仕様は、GTP(Go Text Protocol)に対応し、GoGui上で動作することです。予めGoGui(フリーソフト)上で動作することを検証してエントリーして下さい。
※ GoGui (Ver1.30 を使用します) http://gogui.sourceforge.net/
※ GTP (Go Text Protocol) http://www.lysator.liu.se/~gunnar/gtp/
参加者の皆様に、囲碁AIのアルゴリズムのプログラミングに専念して頂くため、GoGui上のCOMの対戦方法、GTPへの対応(サンプルプログラムなど)、その他、囲碁AI参考情報について、別途技術サポートページでサポートして行きます。(技術サポートページはこちら

本番用PCはCEDECで用意した物 (富士通 LIFEBOOK A550/B / Windows 7 Professional (32bit) / Core i5-560M (2.66GHz) / 4GB RAM / 160GB HDD) をご使用頂きます。

プログラムはビルド可能なソースコードの形式で、予め定めたファイルサーバーに格納しておくものとします。対局前にCEDEC運営委員会により、同サーバーから本番用PCにダウンロードし、定められた手順によるビルドを行います。これに失敗した場合は負けとします。

対局に使用するのは九路盤で、一手一秒の制限時間を設けます。一方のプログラムが制限時間を超えても着手しない場合や、禁じ手、反則などが発生した場合は、その時点で勝敗を決します。

対局全体の時間は2分を上限とします。2分を超えても終局しない場合は、その時点の局面をもって審判による判定とします。終局に至った場合も、審判により勝敗を判定します。
ルールは、日本方式を採用します。

プログラム開発環境

GoGui では、インターネット上からダウンロード可能なGTPに対応した熟練した囲碁プログラム(GNU Goなど)と自身のプログラムを対戦させることが可能です(技術サポートページはこちら)。対戦させながらプログラムに磨きをかけることで、学びつつレベルを上げ大会に臨むことができます。動作環境は、Windows 7 32bit版に限定します。

提出物

ソースコード、データ、必要なライブラリ、ビルド環境を指定した文書、ビルド済み実行ファイルをご提供いただきます。ご提出頂くビルド済み実行ファイルは、運営委員会での事前テスト用にのみ用います。本番での予選と決勝、及び一般公開用には、CEDEC運営委員会で、ご提出頂いたソースコードからのビルドが確認できたファイル一式をパッケージしたものを用います。

また、アルゴリズムを簡単にまとめた文書(A4一枚以上、当日会場に掲示、及び事後に一般公開予定。一般向けにわかりやすく)を併せてご提出ください。特に定型形式は定めませんが、昨年CEDEC 2010における「Nomitan」、「LCHAN」の内部解説文書が参考になるでしょう。

エントリー受付期間

2011/5/9(月) から 7/29(金) まで。(プログラム開発は、CEDEC 2011本番直前まで可能です)

エントリー方法

cedec_ai@cesa.or.jp まで電子メールでお問い合わせ下さい。折り返し、CEDEC運営委員会より詳しい情報をお送りします。ご質問についても、こちらのアドレスをご利用ください。

当企画へのエントリーは無料です。

エントリー頂いた皆様は、8/19(金)までに、CEDECが用意するサーバーに予選用のプログラムパッケージをご提出頂きます。CEDEC運営委員会にて動作確認が取れたプログラムのみが、会場での予選への参加資格を得ます。(応募者多数の場合、更に選抜を行う場合があります)
予選に参加される方は、CEDEC初日、9/6(火)の朝に会場受付においで下さい。こちらで、1エントリーに1枚、CEDECのフルパスをお渡しします。チームでエントリーの場合、他メンバの方には3枚を上限に、エキスポパスをお渡しします。

CEDEC公式WEBサイト http://cedec.cesa.or.jp/ でも引き続き当企画に関する情報を開示していきますので、ご参照ください。

皆様より奮ってのご参加をお待ち申し上げております。

「超早碁九路盤[ちょう はやご きゅうろばん]AI対決」 御協力者一覧

囲碁棋士 王 唯任(おう ゆいにん) 五段

王 唯任

昭和52年生 台湾出身
12歳で来日
桜美林大学大学院博士前期課程修了
囲碁普及プロジェクト「IGO AMIGO」の幹事を務めるなど囲碁普及活動に精力的に取り組んでいる
日本棋院ジュニア囲碁スクール 講師
吉原由香里・王唯任・万波佳奈の囲碁教室 講師
桜美林大学オープンカレッジ 講師

囲碁棋士 万波 佳奈(まんなみ かな) 四段

万波 佳奈

昭和58年生 兵庫県出身
平成16年、平成18年女流棋聖のタイトル獲得
囲碁普及プロジェクト「IGO AMIGO」の代表幹事を務めるなど囲碁普及活動に精力的に取り組んでいる
NHK杯・NHK囲碁講座司会などテレビ出演多数
吉原由香里・王唯任・万波佳奈の囲碁教室」講師
妹・万波奈穂二段もプロ棋士

村松 正和(むらまつ まさかず) 教授

村松 正和

博士(学術)
国立大学法人 電気通信大学 情報理工学研究科 情報・通信工学専攻
昭和40年生 東京都出身
専門は最適化理論。2005年ごろよりコンピュータ囲碁の研究を開始。
UEC 杯、FIT2008 などでコンピュータvs. プロ棋士のイベントを企画&参加。
コンピュータ囲碁フォーラム (CGF) 副会長
情報処理学会ゲーム情報学研究会幹事

伊藤 毅志(いとう たけし) 助教

伊藤 毅志

工学博士
国立大学法人 電気通信大学 情報理工学研究科 情報・通信工学専攻
昭和39年生 愛知県出身
囲碁、将棋などの思考ゲームを中心に、プレーする人間の思考や学習などの認知過程の研究や対戦して楽しいゲーム研究に従事。
UEC杯コンピュータ囲碁大会5五将棋大会などの思考ゲームのコンペティションの企画遂行、世界コンピュータ将棋選手権広報担当など、コンピュータ思考ゲームのコンペティションや公開対局の企画運営を行なう。2010年の「清水市代女流王将VSあから2010」では、コンピュータ側の合議アルゴリズムを提案し、勝利に貢献。情報処理学会「トッププロ棋士に勝つコンピュータ将棋プロジェクト」メンバー。
エンターテイメントと認知科学研究ステーション 代表
コンピュータ将棋協会 (CSA) 理事
コンピュータ囲碁フォーラム (CGF) 理事

(上記における所属、肩書などは、2011年4月28日現在のものです)

御協力団体・企業一覧

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