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2011年・ノミネーションリスト（ネットワーク部門）

  • ネットワーク部門　ノミネート(1)

    インターネット技術と新聞編集で培われたノウハウの融合による個人向け号外システムの実現IWATTE チーム（岩手日報社）

    選考理由

    IWATTEという岩手に引っ掛けた洒落た名前で、個人のために記念すべき日を号外と言う形で、しかも安価に作ることが出来るという効率性の追求、そして、なによりもソーシャルネットワーキングという中にあって、難易度の高い 「ネットを利用してリアルな価値を生む」というマネタイズビジネスへの真正面からの挑戦と価値の創造に成功している事を評する。

    参考URL
    http://iwatte.jp/

  • ネットワーク部門　ノミネート(2)

    極小TCP/IPスタックの開発「Ubiquitous Network Framework」開発チーム（株式会社ユビキタス）

    選考理由

    ニンテンドーDSで採用されたこの TCP/IPスタック（Ubiquitous Network Framework）は、SSLも含む容量が50KBと極めて小さい。これによって、ニンテンドーDSにおいて限られたメモリ資源をゲームのためにより多く使うことを可能とした点を評価。また、DS以外にも家電など全世界で広く使われている汎用性も評価。

    参考URL
    http://www.ubiquitous.co.jp/products/platform/networkframework/

  • ネットワーク部門　ノミネート(3)

    先進的かつ高信頼なクラウド環境の日本市場への提供Amazon EC2/S3（Amazon Web Services LLC）

    選考理由

    ハードとソフトとネットワークを仮想レベルで連結する技術により、ゲームの開発やネット上での提供に必要なCPU能力、ストレージ、ネットワーク等を、高い性能、信頼性、スケーラビリティでオンデマンドに提供するクラウドサービスを実現。世界規模の展開を推進する中、2011年3月からは東京データセンターを開設、日本国内でのクラウド利用のハードルを大幅に下げた。

    参考URL
    http://aws.amazon.com/jp/

  • ネットワーク部門　ノミネート(4)

    データセンターにおける省電力技術の開発と実運用石狩データセンター（さくらインターネット株式会社）

    選考理由

    データセンターにおけるエネルギー効率（発熱や廃熱）が重要な案件となっている昨今に対応し、電力効率を高め消費電力を抑える技術(高電圧直流給電によりAC/DC変換時の電力ロスを最小限にし、集中電源を利用し各サーバには電源ユニットを持たせず効率をさらに高めた）、自然環境を利用した冷却システム（可能な限り外部の空気を利用してデータセンターとサーバを冷却し、冷房装置の運転を最小限にする）を評価。将来的な検討項目とされている自然エネルギーの導入にも期待したい。

    参考URL
    http://ishikari.sakura.ad.jp/

  • ネットワーク部門　ノミネート(5)

    HandlerSocket Plugin for MySQL樋口 証（株式会社ディー・エヌ・エー）

    選考理由

    MySqlの性能を最大限に使い切るための工夫を、MySQLへNoSQLレイヤーを追加するという、他の開発分野でも利用可能な汎用的な方法で実際に行った。また、ソースコードを公開することで、その技術的着眼点のすばらしさを広め、技術力の向上に寄与した。

    参考URL
    https://github.com/ahiguti/HandlerSocket-Plugin-for-MySQL

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