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公募 BOF

~新たな感覚に訴えるゲームのためのシステム~
Substitutional Reality (SR) システムという新しい体験プラットフォーム

日時 
8月21日(火) 14:50~15:20
形式 
ショートセッション
受講スキル

VR、ARに関する一般知識。
新しい映像表現プラットフォームへの興味をお持ちの方。

受講者が得られる
であろう知見

SR技術という新しい技術を用いる事で、これまでにないユーザー体験が提供出来ること。 SR環境内では、全く新しい現実感をもった映像表現の可能性があること。

これまでのVR,AR技術は、仮想環境を現実に近づける事を目指していた。しかし、それらの環境で立ち上がるリアリティは現実のそれとは明らかに異なっている。一方、我々のSubstitutional Reality (SR) systemは、その逆をめざし、現実から仮想へのスムーズな移行を実現することによって、現実感を保ったまま現実と仮想の間を自由に往復する事が出来る。SR技術は、これまでにない現実感を持ったユーザー体験を提供する新しいインターフェイスとして有用であるだけではなく、現実とは何か、時間とは何かという点について様々な示唆を与えてくれる、これまでにないユニークな技術である。

  • 藤井 直敬

    藤井 直敬

    理化学研究所

    脳科学総合研究センター

    適応知性研究チーム チームリーダー

    理化学研究所 脳科学総合研究センター 適応知性研究チーム チームリーダー
    1965年 広島生まれ
    1991年 東北大学医学部卒業。同大医学部眼科学教室にて初期研修後、同大大学院に入学
    1997年 博士号取得
    1998年よりMIT(マサチューセッツ工科大学)、McGovern Institute Graybiel Labにて上級研究員
    2004年より理化学研究所 象徴概念発達研究チーム 副チームリーダー
    2008年より現職
    主要研究テーマは、適応知性および社会的脳機能解明。
    著書に『予想脳』、『脳研究の最前線 (下巻)』 『つながる脳』(第63回毎日出版文化賞受賞)『ソーシャルブレインズ入門』

    《講師からのメッセージ》

    これまでのVR,AR技術は、仮想環境を現実に近づける事を目指していました。しかし、それらの環境で立ち上がるリアリティは現実のそれとは明らかに異なっていました。スペックをいくら上げても、VR、AR環境で得られる経験と、現実環境で得られる経験の間には明らかな壁があります。一方、我々のSubstitutional Reality (SR) systemは、その逆をめざし、現実から仮想へのスムーズかつ地続きな移行を実現することによって、現実感を保ったまま現実と仮想の間を自由に往復する事が出来る方法です。SR技術は、これまでにない現実感を持ったユーザー体験を提供する新しいインターフェイスとして有用であるだけではなく、現実とは何か、時間とは何かという点について様々な示唆を与えてくれる、これまでにないユニークな技術なのです。本セッションでは、SR技術の詳細と、その応用に関して議論したいと思います。

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