受講スキル | ゲームオーディオ制作に携わり、ゲームオーディオ制作やインタラクティブミキシングの本質的なクオリティに対して課題を感じている方々。溢れる再生機器への対応に対して解決を模索されている方、またこれらに強い興味を持たれている方。 |
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受講者が得られる | ラウドネス測定という現在放送業界でも積極的に議論されているテーマとゲームオーディオとの関連性を知ることができます。また将来のゲームオーディオ制作やその課題について共に考え、深めることができます。 |
「ラウンドネス測定」それは、従来の音の量感を計測していたVUやPeakと異なり、「人の感じる音量感」を数値化するというものです。「EBU」「ITU」といった専門機関によって最新の測定アルゴリズムが策定され、いよいよ「ラウンドネス測定」という手法が具体化してきました。放送などの分野で積極的な取り組みが始まった今、ゲームオーディオも枠外のものではありません。
ゲームでのラウドネス測定をどのように考えるのか?それによってどんなメリットが生まれるのか?
現実的な未来を予測しながら、「現場での運用」に主眼を置いたラウンドテーブルです。
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瀧本 和也
株式会社カプコン
大阪制作部サウンド制作室
シニアサウンドエンジニア
1992年、東京のポスプロスタジオ業務に就き、放送、映画等のミキシングを経験後、1997年にカプコンに入社。
入社後はバイオシリーズ、モンスターハンターシリーズ等、カプコンのほぼ総てのタイトルに関わり、カットシーンのミキシング、楽曲のレコーディング、ミキシング等を担当。また、ゲーム音響制作現場のシグナルリファレンス策定や、現場環境の整備、ゲームの発音に関するミキシングの視点からのアイデアを制作者と議論し、クオリティアップの下支えを行っている。
・AES-UK 35th International Conference Audio for Games / Techniques for building virtual worlds
・CEDEC2010 / パネルディスカッション 「ゲームオーディオ」 ~ 未来への提言 ~
・CEDEC2010 / ラウンドテーブル 「日本のクリエイターが考えるゲームオーディオ」—リファレンス(基準)レベルとアウトプットを考えよう −
・AES-Tokyo 40th International AES Conference / Spatial Audio
・CEDEC2011 / 5年後のゲームオーディオの行方 ~エモーショナルなゲームオーディオの実現のために~
その他多数《講師からのメッセージ》
岸 智也
株式会社カプコン
大阪制作部サウンド制作室
副室長、サウンドディレクター
2001年カプコン入社。鬼武者などのプロジェクトで主にカットシーンのサウンドデザインを担当。"Lost Planet: Extreme Condition"よりサウンドディレクターとして業務に関わり、その後”Lost Planet 2”, "Dragon's Dogma"等に携わる。サウンドディレクションを行う一方で、ワークフローの効率化、制作環境の構築、産学連携など、次世代のゲームオーディオ開発を日々模索している。
・講演実績
AES 13th Regional Convention Tokyo 2007, AES 41st Conference London 2011: Audio for Games
CEDEC2008, CEDEC2009, CEDEC2010, CEDEC2011, GDC2010, 日本音響学会2011年秋季研究発表会など《講師からのメッセージ》