ビジネス&プロデュース
アジアゲーム産業最前線2015:新興ゲームスタジオの戦略にみる国際展開の処方箋
- 日時
- 8月28日(金) 17:50~18:50
- 形式
- パネルディスカッション
- プラットフォーム
- PC
- モバイル
受講スキル | スキルは特に必要ありませんが、ゲームビジネスに関する一般的な知識を事前に得ておくとより理解度が高まると思われる。 |
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受講者が得られるであろう知見 | ベンチャー段階から如何すればスピーディーの国際展開が推進できるのかに関する実践的な知識 |
セッションの内容
家庭用ゲーム機や携帯ゲーム機向けソフトに、ソーシャルゲームならびにアプリからの売り上げが上乗せされ、市場の拡大が進むも、競争も同時に激化し、レッドオーシャン化が進む昨今の日本市場。一方、中国に至っては昨年ついに1000億元の大台を突破し、元高の状況も相まって日本円にして2兆円市場という名実ともに世界で最大規模のゲーム大国へとのし上がった。この他、中華圏や東南アジアなどもアプリ市場は拡大を続けている。このような状況下、日本のゲームスタジオにとって国際化は健全な事業展開を進めていく上で避けては通れないステップになりつつある。そこで本セッションでは13年『ロード・オブ・ナイツ』で果敢に中国、韓国へと展開し、最近は中国最大手ITテンセントとの資本業務提携などを進めるなど積極的な国際展開を推進する株式会社Aimingと、中国国内では、欧米アプリを展開し、日本を含むアジアでは自社アプリを成功させ実績を積んできた崑崙の経営者から、スタートアップ段階から国際展開をおこなう秘訣について解説する。
講師プロフィール
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中村彰憲
立命館大学
映像学部
教授
立命館大学映像学部教授。名古屋大学大学院国際開発研究科修了。博士(学術)。早稲田大学アジア太平洋研究センター、立命館大学政策科学部助教授を経て現職。主な著書に『ファミコンとその時代』(NTT出版、上村雅之氏、細井浩一氏と共著)、『なぜ人はゲームとハマるのか』(ソフトバンクパブリッシング、渡辺修二氏と共著)、『中国ゲームビジネス徹底研究』(エンターブレイン)など多数。この他にも週刊ファミ通ではマーケティングリポートの「識者の視点」、ファミ通.comの「akinakiの古今東西ゲーム見聞録」、Gamebusinessの「ゲームビジネス新潮流」などゲームビジネス全般に関するコラムを定期的に寄稿している。米国8年、中華圏通算2年半の滞在経験があり、その間、海外でのJ-Popブームを目の当たりしたことから、その経験を活かし、短期留学生向けに日本のポップカルチャーの歴史と展望に関する講座を英語で行っている。
《講師からのメッセージ》
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北阪幹生
崑崙日本株式会社
副社長
1979年生まれ。
2003年に単身中国に渡った後、現地オンラインゲームデベロッパーであるWinking Entertainment社へ入社。
1年間の通訳・翻訳担当を経てビジネスデベロップメントに従事。
複数の著名IPの開発プロジェクトに渉外担当として参画し、本格的に日中韓ゲームビジネスに携わるようになる。
2009年に帰国し上海の開発・運営会社UltiZen Gamesの日本事業の立ち上げを行い、
レッド・エンタテインメント社との資本・業務提携を契機に同社へ転籍。
2013年崑崙日本株式会社入社。業務提携、資本提携を行っている。《講師からのメッセージ》
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萩原 和之
株式会社Aiming
最高執行責任者(COO)
1973年生まれ。
株式会社セガ等を経て、2001年より株式会社ゲームオン創業メンバーの一人として参画。
執行役員システム管理本部長、取締役オンライン事業本部長を歴任し、同社の発展を支えた。
基本無料プレイモデルの先駆けとなった「REDSTONE」や、日本で大きな実績をあげているFPS「A.V.A」等、様々なオンラインゲームの成功に寄与した。
2011年10月に同社取締役を退任し、2012年4月から現職。
長年のオンラインゲームのシステム構築及び運用から事業の展開まで深い経験と知識をもって、Aimingにおいても「剣と魔法のログレス~いにしえの女神~」を、日本最大のMMORPGジャンルのスマートフォンコンテンツとして成功に導く。《講師からのメッセージ》