サウンド
イカすビジュアライザー天国 -音楽と同期したイケてる映像表現とその設計手法-
- 日時
- 8月26日(水) 11:20~12:20
- 形式
- レギュラーセッション
- プラットフォーム
- コンシューマ
- アーケード
- PC
- モバイル
受講スキル | ・デジタル波形処理に、興味のあるオーディオプログラマー。 |
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受講者が得られるであろう知見 | ・主要プラットフォームやゲームエンジンにおける、ゲーム中の音声波形の取得方法とゲームへの実装手法。 |
セッションの内容
ギガバイト単位の記憶領域を搭載するようになった次世代機やPC、残念ながらその膨大な資源は、もっぱら映像表現にのみ使われている。
サウンド由来の演出の進化は、1~2世代前のXbox360やPS3などから歩みを止めたままである。
例えば、ゲーム中の「味方からの映像音声入電」の演出でも、レベルメーターを模した装飾が音声に合わせて動くことはなく、ほとんどは無関係な光の明滅にすぎない。
そこで、今一度レベルメーターやスペクトラムアナライザーのような波形解析の基礎と「人間の見た目で本物っぽく見せる」手法について解説しようと考えた。
「人間の聴感」と「機器の特性」を考慮した「測定値の適切な加工とそれを映像として表現する方法」、に関する体系的な資料はほとんどない。
今回は「ビジュアライザー」を例に、いままで「秘伝のタレ」でもある、効果的な「それっぽい音楽演出のやり方」を、ソースコード例も含め余すところなく解説する。
講師プロフィール
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増野 宏之
株式会社 CRI・ミドルウェア
エンターテインメント事業推進室
室長
・広島大学理学研究科化学専攻修了
・大学在学中の1986年より、コトブキシステム→コンパイル→ズーム→サイクロンゼロ→アークシステムワークスを経て、2013年4月よりCRI・ミドルウェアに勤務。
・CEDEC2011,2012,2013,2014にて、リアルタイムBPM解析手法/ダンスシーケンス自動生成手法/新しいボーカル抽出削除手法に関して講演。
・CEDEC AWARDS 2012にて自身のリアルタイムBPM解析手法が優秀賞を受賞。
天命を知ったはずの50歳のオヤジですが、音楽と英語がわかるプログラマーとして、まだまだ現場一直線で毎日バリバリプログラムを組んでいます。《講師からのメッセージ》