プログラム > レギュラーセッション > ビジュアルアーツ > "Lilpri Yubipuru-himechen" - One more idea for toon rendering.
9月1日(火)14:50~15:50
セッション概要
受講レベル | 中級 |
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受講スキル | 3Dグラフィックス描画に関する基礎知識。トゥーンレンダリングやプログラマブルシェーダに関する理解があるとより望ましい。 |
受講者が得られるであろう知見 | より精緻で違和感のないトゥーンレンダリングの実施手法。 |
セッション内容 | 今年稼動予定のキッズカードゲーム 「リルぷりっ ゆびぷるひめチェン!」(以下「リルぷりっ」)で実施した拡張トゥーンレンダリングによる、従来より違和感の少ないカラーイラスト調3Dレンダリングを紹介します。 版権キャラクターを題材にしたゲームなどでトゥーンレンダリング表現は一般的になっていますが、まだまだ荒削りな印象の映像も見受けられます。 「リルぷりっ」では、3Dモデルを描画して2D絵としての絵作りを行なう際により違和感が少なくなることを目指し、定番の処理方法に加えて数々の工夫を行なって一歩進んだイラスト風表現を実現しました。 具体的には、カラーイラスト調シェーディング、カラー輪郭線、目や髪のイラスト風の表現手法など「リルぷりっ」で採用した技術、TIPS、およびワークフローの解説を行ないます。 |
講師プロフィール
Hiroto HayashiSEGA CORPORATION
CS R&D推進部 システムサポートセクション
リードエンジニア
・1997年入社
・Dreamcast SDK開発担当
・社内向けおよび外注向けグラフィックス開発環境担当
・ソニックワールドアドベンチャー(Wii版)描画担当
講師からのメッセージ
絶対の「正解」がないトゥーンレンダリングには無限の可能性が詰まっています。しかしグラフィックスは技術を投入して違和感を取り除いていくと、だんだんとユーザーの意識に上らなくなっていくのが寂しい今日この頃です。
Kazuhiro FumotoSEGA CORPORATION
CSR&D推進部
1998年セガに入社。ドリームキャストの起動時の映像、「Jリーグプロサッカークラブを作ろう」などのデザイン業務を経て、現在の描画ライブラリ、開発サポート部門へ。
セガ内部におけるタイトルのいくつかをXSI面、表現技術面からサポート。XSI6のラウンチセミナーでリアルタイムシェーダーのプレゼンも経験。
Naoaki KusakabeSEGA CORPORATION
ファミリーエンタテインメント研究開発部
デザイナ
1998年SEGA CORPORATION入社。ジョイポリスアトラクションや新規事業向けのリアルタイムCGの制作業務を経て、女児向けキッズカードゲーム「オシャレ魔女ラブandベリー」ではメインCGデザイナとして携わる。
「リルぷりっ」では主にキャラクタの構築やCGの制作仕様面を担当。